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2026年2月23日

     

インプラントはやり直しできる?再治療が必要な5つのケースと費用相場

インプラント治療のやり直しが必要になるケースとは

インプラントは「第3の歯」とも呼ばれ、天然歯に近い機能と見た目を取り戻せる治療法です。

しかし、どんなに優れた治療でも、人工物である以上は必ずしも永久的ではありません。

実際、インプラント治療後に違和感や痛み、グラつきなどのトラブルが生じ、再治療が必要になるケースが存在します。

インプラントの再治療とは、埋め入れたインプラント体を撤去し、再度顎の骨に埋め直す手術を指します。上部構造である人工歯が欠けたり脱落したりした場合は、インプラント本体が健全であれば修理や作り直しで対応できますが、インプラント体そのものに問題が生じた場合は、より大がかりな再治療が必要です。

再治療が必要になる主な原因として、細菌感染、不適切な位置への埋入、インプラント周囲炎の重症化、外傷などが挙げられます。

これらのトラブルを早期に発見し、適切に対処することが重要です。

再治療が必要な5つの代表的なケース

①インプラント体と骨の結合不全

インプラント手術後、何らかの原因でインプラント体と顎の骨の結合が十分に得られない場合があります。

これは「オッセオインテグレーション」と呼ばれる骨結合のプロセスが阻害された状態です。

細菌感染や患部への過度な刺激、喫煙習慣などが原因となり、インプラントが安定せずグラグラする状態になります。喫煙者の場合、インプラント周囲炎の発症リスクは非喫煙者の約3倍にも増加し、骨結合不良や脱落の原因となることが報告されています。

このような場合、インプラント体を一度撤去し、骨の状態を回復させてから再度埋入する必要があります。

②不適切な位置へのインプラント埋入

インプラント体が本来あるべき位置からずれて埋入されると、噛み合わせが大きく乱れます。

見た目の問題だけでなく、機能的にも問題が生じ、周囲の歯や顎関節に負担をかけることになります。

3Dシミュレーションを用いた綿密な治療計画が行われなかった場合、このようなトラブルが起こりやすくなります。インプラントの正しい位置は一つしかないという考えのもと、見た目・噛み合わせ・長期安定性まで考えた計画的な埋入が必要です。

不適切な位置に埋入されたインプラントは、再度正しい位置に埋め直す必要があります。

③インプラント周囲炎の重症化

インプラント周囲炎は、歯周病とよく似た病気です。

歯垢に潜む歯周病菌がインプラント周囲の組織に感染し、毒素を出すことで発症します。

初期段階では歯ぐきの炎症による腫れ・赤み・出血などが見られますが、進行すると痛みや膿が生じ、少しずつ顎の骨が溶けていきます。インプラント周囲炎は歯周病の10〜20倍のスピードで顎の骨を溶かす恐ろしい病気であり、インプラントは人工物のため免疫機能が働きにくく、歯周病菌への抵抗力が低いことが原因です。

重症化すると、インプラントを支えきれずグラグラするようになり、最終的に脱落してしまいます。

このような状態では、インプラント体を撤去し、周囲炎の治療を行ってから再度埋入する必要があります。

④外傷によるインプラント体の破損

転倒や事故などの外傷により、インプラント体と顎の骨の結合に支障が生じることがあります。

また、強い歯ぎしりや食いしばりなどの口腔習癖がある方も、インプラントに対して非常に強い圧力がかかるため、上部構造が欠けるだけでなく、インプラント体そのものが破損することもあり得ます。

インプラント体は顎の骨に埋まっているため破損する可能性は低いですが、万が一破損した場合は、インプラント体を取り出し、全てのパーツを交換しなければいけません。

⑤上部構造の破損・劣化

人工歯である上部構造が欠けたり、脱落したりした場合は、インプラント本体が健全であれば再治療とは言えません。

しかし、放置すると噛み合わせが崩れ、他の歯やインプラント本体にも悪影響を及ぼす可能性があります。

型どりをもう一度行い人工歯をつくり直し、上部構造のみを交換することで対応できます。また、アバットメントが緩んでいるだけのケースでは、締め直すだけで治療が完了します。

インプラント再治療にかかる費用相場

保証制度の有無による費用負担の違い

インプラントの再治療費用は、保証の有無や保証内容により大きく異なります。

多くの歯科医院では、インプラント治療に保証を設けています。保証期間は歯科医院によって異なりますが、多くは5年保証や10年保証です。この期間内であれば、基本的に無料で再手術を受けることが可能です。

ただし、保証が適用される条件はあらかじめ決められています。

例えば、定期的にメンテナンスを受けることが決められていたにも関わらず、それを怠った上でインプラントの寿命がやってきたら、当然のことながら保証は適用されません。また、禁止されていた喫煙を継続してしまったなど、患者様側にインプラント脱落の責任がある場合は、保証が適用されず全額自己負担となることが多いです。

全額自己負担となる場合の費用目安

保証が適用されず、全額自己負担となった場合の再手術費用は、お口の中の状態にもよりますが、初めの手術より高い費用がかかることも珍しくありません。

なぜなら、もうすでにインプラントが寿命を迎えるほど歯周組織の状態が悪化しているわけですから、その分だけインプラント手術の難易度も上がってしまうのです。

インプラント埋入施術の費用は、一般的に400,000円(税別)から450,000円(税別)程度となっており、症例により異なります。再治療の場合、骨造成手術などが必要になるケースも多く、GBR(骨誘導再生法)では55,000円(税込み)、ソケットリフトでは55,000円(税込み)の追加費用がかかることがあります。

あごの骨量が不充分な場合は、骨造成手術などにより骨の量を回復させてから、インプラントを入れ直す大がかりな治療が必要です。

他院で埋入したインプラントの再治療

インプラントの再治療は、インプラントを入れた歯科クリニックで受けるのが基本です。

インプラント治療をした歯科クリニックは、歯科用CTスキャンによる3Dデータや治療経過を記録したカルテなど多くの治療データがあるため、スムーズに再治療できるからです。

また、インプラントのサイズ・形状はメーカーによって異なり、ドライバーなど治療に使う器具もインプラントに合わせて用意する必要があります。使用するインプラントメーカーの取り扱いがない歯科クリニックで再治療を受ける場合は、取り寄せ費用や時間がかかるかもしれません。

とはいえインプラントは、正しい処置・メンテナンスをすれば数十年単位で長持ちする治療です。そのため、交換が必要となったときには、遠方に引っ越した、歯科クリニックが閉院したなどの理由で、インプラントを入れた歯科クリニックに行くのが難しいかもしれません。その場合は、他の歯科クリニックで再治療を受けられるので、まずは他院で入れたインプラントの再治療ができるか問合せましょう。

再治療を避けるための予防策

定期メンテナンスの重要性

インプラントは、治療後のメンテナンスがとても重要です。

せっかく埋入したインプラントを口腔内に長く残していくためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。個人差はありますが、約1ヶ月〜3ヶ月を目安にご来院いただくことをおすすめしています。

定期メンテナンスでは、インプラント周囲の清掃、噛み合わせのチェック、レントゲン検査などを行います。

早期発見・早期治療により、大がかりな再治療を避けることができます。

セルフケアの徹底

ブラッシングなどセルフケアをしっかりすることも重要です。

インプラント周囲炎の主な原因は、歯垢に潜む細菌です。毎日の丁寧なブラッシングと、歯間ブラシやデンタルフロスを使用した清掃により、細菌の増殖を抑えることができます。

特にインプラントと歯ぐきの境目は汚れが溜まりやすいため、注意深く清掃する必要があります。

生活習慣の改善

喫煙習慣がある方は、禁煙することをおすすめします。

タバコを吸っていると、歯肉や歯槽骨への血流が悪くなり、酸素や栄養が行き届かなくなるため、インプラント体と歯槽骨との結合も失われることがあるのです。ニコチンは血管を収縮させ、インプラント部位への酸素や栄養の供給を妨げ、治癒力を低下させます。一酸化炭素は血液中の酸素運搬能力を弱め、免疫力も下がることで細菌感染のリスクが高まります。

また、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、ナイトガードの使用を検討しましょう。

インプラントに対して非常に強い圧力がかかることを防ぎ、長期的な安定性を保つことができます。

精密な治療計画が再治療リスクを減らす

3Dシミュレーションによる正確な埋入位置の設計

インプラント治療の成功には、診査・診断・治療計画が最も重要です。

3Dシミュレーションを用いて埋入位置を綿密に設計することで、骨のある場所にとりあえず入れるのではなく、見た目・噛み合わせ・長期安定性まで考えた計画的な埋入が可能になります。

CTを用いた3次元的な診査診断により、顎の骨の形態、大きさ、神経や血管の位置などを確認し、より安全かつ適切にインプラント治療を行うことができます。

骨造成技術による難症例への対応

骨が不足している場合は、GBR(骨誘導再生法)などの骨造成にも対応し、必要に応じてガイデッドサージェリーを活用することで、シミュレーション通りの位置へ正確に埋入する体制を整えることが重要です。

比較的簡単なケースから、骨造成を伴う症例、オールオンフォーまで幅広く対応できる経験豊富な歯科医院を選ぶことが、再治療リスクを減らすポイントです。

世界基準のインプラントメーカーの選択

使用するインプラントは、世界的実績を誇るメーカー製を採用することが重要です。

コピー品や互換品ではなく、本体からネジに至るまで純正品を使用することで、破損リスクを抑え、長期安定性を重視することができます。

ノーベルバイオケア社製など、世界的に実績のあるメーカーで、しかも純正品のみを使用している歯科医院を選ぶことで、長く使うものだからこそ安心できる治療を受けることができます。

インプラント周囲炎を防ぐネジ固定式の採用

近年問題となっているインプラント周囲炎への対策として、セメント固定式ではなくネジ固定式を標準採用している歯科医院が増えています。

余剰セメントによる炎症リスクを回避し、さらに細菌の付着を抑えやすいフルジルコニア補綴を使用することで、長期的な安定性を確保できます。

宇都宮市でインプラント再治療に対応できる歯科医院の選び方

豊富な臨床経験と難症例対応力

インプラントの再治療は、初回の治療よりも難易度が高くなることが多いです。

500例以上の経験を活かした難症例対応が可能な歯科医院を選ぶことが重要です。他院で難しいと言われた症例の相談にも応じており、豊富な臨床経験に基づいた判断ができる歯科医院であれば、安心して治療を受けることができます。

実際に、他院でインプラントが困難と診断されたケースでも、骨再生を行い治療を完了した症例があるかどうかを確認しましょう。

明確な費用提示と保証制度

症例ページで費用・治療期間・リスクまで明示している歯科医院は、透明性の高い情報提供を行っていると言えます。

治療内容・リスク・治療期間まできちんと説明してもらえることで、納得して決断できます。

また、治療後5年間の保証制度を設けている歯科医院であれば、万が一埋入したインプラントに支障が生じた場合でも、全て無料にて再治療を行ってもらえる可能性があります。ただし、保証には3カ月に1度のメンテナンスを受けていただくことが必須条件になることが多いため、条件をしっかり確認しておきましょう。

長期的な口腔管理まで見据えた治療提案

インプラントは入れたら終わりではなく、メインテナンスが大事です。

お子様からご高齢の方まで通えるホーム・デンタル・ドクターとして、長期的な口腔管理まで見据えた治療提案を行っている歯科医院を選ぶことで、再治療のリスクを最小限に抑えることができます。

局所麻酔を十分に効かせた上で手術を実施し、できるだけ痛みを抑え、通院回数や治療期間を短縮することも意識している歯科医院であれば、患者様の負担も軽減されます。

まとめ:インプラントの再治療は可能だが予防が最重要

インプラントの再治療は可能ですが、初回の治療よりも難易度が高く、費用も高額になる傾向があります。

再治療が必要になる主な原因は、インプラント体と骨の結合不全、不適切な位置への埋入、インプラント周囲炎の重症化、外傷によるインプラント体の破損、上部構造の破損・劣化の5つです。

保証制度の有無や保証内容により、再治療費の負担割合が異なるため、治療前にしっかり確認しておくことが重要です。

再治療を避けるためには、定期メンテナンスの受診、セルフケアの徹底、生活習慣の改善が欠かせません。

また、初回の治療時に3Dシミュレーションによる正確な埋入位置の設計、骨造成技術による難症例への対応、世界基準のインプラントメーカーの選択、インプラント周囲炎を防ぐネジ固定式の採用など、精密な治療計画を立てることで、再治療リスクを大幅に減らすことができます。

宇都宮市でインプラント治療を検討されている方は、豊富な臨床経験と難症例対応力を持ち、明確な費用提示と保証制度を設けている歯科医院を選びましょう。

長期的な口腔管理まで見据えた治療提案を行っている歯科医院であれば、安心して治療を受けることができます。

鈴木歯科医院では、3Dシミュレーションを用いた精密インプラント、ノーベルバイオケア社製インプラントの採用、ネジ固定式によるインプラント周囲炎予防、GBR(骨誘導再生法)などの骨造成対応、500例以上の経験に基づく難症例対応など、再治療リスクを最小限に抑える体制を整えています。

インプラント治療に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。

監修医師

鈴木歯科医院 副院長 鈴木 寿和 先生

経歴

宇都宮大学教育学部附属中学校 卒業

宇都宮高校 卒業

昭和大学歯学部 卒業

千葉大学医学部大学院 卒業 (医学博士)

千葉大学医学部附属病院 歯科・顎・口腔外科 医員

安藤歯科 インプラントセンター東京 勤務

オーキッド歯科クリニック 勤務

オーキッド歯科クリニック 本院 院長就任

鈴木歯科医院 副院長 就任

所属

公益社団法人日本口腔インプラント学会

国際口腔インプラント学会

挨拶

はじめまして。 鈴木歯科医院 副院長の鈴木寿和です。 千葉大学附属病院と横浜、銀座のクリニックで世界水準の歯科医療を学び、後輩の歯科医師の教育に携わる中で、地元の宇都宮でも世界基準の医療を提供したいと思い地元に戻って参りました。 自分が受けたい治療を提供する事をモットーに日々研鑽しておりますので、お口の健康を一緒に守っていきましょう。

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