宇都宮市一の沢の歯医者 「鈴木歯科医院」 一般歯科・小児歯科・矯正歯科・口腔外科

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2024年11月27日

     

インビザラインは痛い?痛みの原因について

ワイヤー矯正より痛みが少ないと言われているインビザラインですが、痛みがまったくないわけではありません。このコラムではインビザライン矯正中に感じる痛みの種類や、その原因について解説します。

インビザラインはどのような痛みを感じる?

歯が痛む女性
インビザライン矯正中には、さまざまな痛みや不快感を感じることがあります。例えば、食事中に歯がジーンと響くような痛みや、歯が痒く感じることがありますが、これは歯が動く過程で歯の周りの組織が刺激されるためです。また、新しいマウスピースに交換した直後は、歯が押されているような圧迫感が強くなることもあります。さらに、マウスピースの端が口の中に当たって口内炎ができることもあり、締め付けや取り外すときの痛みを感じる人もいます。これらの症状は人それぞれで、痛みの感じ方や強さにも個人差があります。

ワイヤー矯正とインビザラインの痛みの違い

インビザラインでは、装置を交換した直後に軽い圧迫感や痛みを感じることがありますが、段階的に歯を動かすため、痛みは比較的軽い傾向があります。一方、ワイヤー矯正は、調整後に強い力が一度にかかるため、歯や歯ぐきに痛みを感じやすく、特に調整直後は数日間痛みが続くことがあります。また、ブラケットが口の中に当たって粘膜が傷つき、口内炎ができることもあります。どちらの方法も痛みは伴いますが、感じ方には個人差があります。

インビザラインで痛いと感じる原因は?

マウスピース矯正を手に持つ女性

1. マウスピース交換後の痛み

インビザラインでは、1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換します。新しいマウスピースは歯に圧力をかけ、移動させようとするため、交換後1〜3日間ほど痛みを感じることがあります。

2. 歯が動くことによる痛み

インビザラインで歯が動く過程では、歯の歯髄(神経)や歯周組織が圧迫され、痛みを感じることがあります。これは、骨が吸収され再生する「骨のリモデリング現象」が引き起こすもので、痛みが伴うのは自然な反応です。

3. マウスピースの密着感による圧迫

マウスピースは歯にぴったりフィットするように設計されています。このフィット感が、装着時に圧迫感を引き起こし、それを痛みと感じる人もいます。特にアタッチメント(突起物)が装着されている場合、圧迫感が強くなることがありますが、慣れてくると痛みは軽減します。

4. マウスピースのフィットが不完全な場合

マウスピースが歯にうまくフィットしていない場合、歯に過剰な矯正力がかかり、痛みが強くなることがあります。マウスピースの装着期間や交換タイミングも正しく行うことが重要です。

インビザラインの痛みは歯が動いているから?

インビザラインの治療では、マウスピースが歯に少しずつ圧力をかけて動かしていきます。この圧力が痛みの原因になることもありますが、それは歯が動いている証拠です。インビザラインは、このように段階的に歯を動かしながら、理想の歯並びを目指す仕組みになっています。

インビザラインの仕組みとは

インビザラインでは、まず歯をスキャンし、3Dシミュレーションで治療計画を立てることから始まります。この計画に基づいて、歯を少しずつ動かすために、複数のマウスピースが作成されます。 各マウスピースは、わずかに異なる形をしており、歯に対して軽い力を加えて移動させていきます。この力は、歯の表面にかかる圧力を通じて、歯根や歯槽骨にも作用します。歯根膜が圧迫されたり引っ張られたりすることで、骨が溶けたり再生されたりする「骨リモデリング」が起こり、これにより歯がゆっくりと動いていきます。 通常、1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換して治療を進めていきます。、マウスピースは精密に作られているため、計画通りに歯が動き、痛みも比較的少なくなります。また、マウスピースは透明で目立たないため、審美的な点でも優れており、また取り外しができるので食事や歯磨きがしやすいのも大きなメリットです。 このように、インビザラインは計画的に歯を動かしながら、患者の負担を軽減する仕組みが整っています。

インビザラインの痛みの対処法は?

医師に相談する女性

インビザラインの治療中に痛みを感じたとき、いくつかの方法で対処することができます。

1. 担当医に相談する

痛みが続いたり強く感じる場合は、まず担当医に相談することが大切です。適切なアドバイスや調整をしてもらえるので、安心して治療を進められます。

2. 一つ前のマウスピースを使用する

新しいマウスピースを装着した際に強い痛みが出た場合、一つ前のマウスピースを使うことが有効です。ただし、この方法を試す前に必ず担当医に相談して下さい。

3. 矯正用ワックスを使用する

マウスピースが口の中で当たって痛みを感じる場合、矯正用ワックスを使ってカバーすることで、擦れや痛みを軽減することができます。

4. 柔らかい食べ物を選ぶ

痛みがあるときは、硬い食べ物を避け、柔らかいものを食べることで歯への負担を減らすことができます。

5. マウスピースの突出部分を削る

マウスピースの端や突出部分が口内に当たって痛い場合、担当医に調整してもらうことで改善できます。自分で削るのは避け、必ず担当医に相談してください。

6. 鎮痛剤を処方してもらう

痛みが強い場合、担当医から鎮痛剤を処方してもらうことも可能です。鎮痛剤を服用することで、痛みを一時的に和らげることができます。

宇都宮でインビザライン矯正なら【鈴木歯科医院】へ

インビザライン矯正は、ワイヤー矯正に比べて痛みが少ないとされていますが、歯の移動に伴う痛みや圧迫感は避けられません。特にマウスピース交換直後や歯の動きに関連する痛みは、一時的に感じることがあります。治療中の痛みは、段階的に歯を動かすため分散されることが多く、歯が正しい位置に移動している証拠でもあります。 また、痛みが強い場合には、柔らかい食べ物を選んだり、矯正用ワックスの使用や鎮痛剤の服用など、適切な対処法を取ることで痛みを軽減することができます。マウスピースのフィットが悪い場合や強い痛みが続く場合は、担当医に相談することが大切です。 インビザラインは、痛みが気になる場合でも適切なケアを受けることで、安心して治療を進めることができます。
鈴木歯科医院のインビザラインについてはこちら⇨

2024年11月27日

     

銀歯からセラミックにできる?

皆さん、こんにちは。 宇都宮にある【鈴木歯科医院】です。 虫歯があり、銀歯の治療をしたところを「見た目が気になるので、白いセラミックに変えたい」「銀歯は、金属アレルギーが心配」とお悩みの方は多いです。 最近は虫歯治療でセラミックを選択する方や、昔虫歯治療をして銀歯が入っているところをセラミックに変える方が増えてきています。 本日は銀歯からセラミックにできるのか、セラミックのメリットやデメリット、治療後のメンテナンス方法などをお伝えします。 銀歯からセラミックに変えるか悩んでいるという方は、最後までご覧ください。

歯のセラミック治療とは?

セラミックの歯の画像
セラミック治療とは、セラミック(陶材)を使用した、被せ物や詰め物のことです。 セラミックは審美性に大変優れており、天然の歯と同じような色調、透明感などが再現できます。また陶材なので、着色や変色をしにくい素材なので、白く綺麗な状態を維持できるのです。 保険診療で虫歯治療をすると、銀歯もしくはコンポジットレジン(プラスチックのような素材)を使用します。 銀歯は審美性が悪く、金属アレルギーなどのリスクがあります。コンポジットレジンは吸水性があるため、着色や変色をしやすく、時間とともに劣化していきます。 一方セラミックは、審美性が高く劣化もしにくい素材のため、虫歯などの再治療のリスクが低く寿命が長いです。

・セラミックインレー

セラミックインレーとは、虫歯などで欠損した一部分を修復する詰め物です。一部虫歯になっているところを削り取り、歯の型を取って、セラミックを装着します。

・セラミッククラウン

セラミッククラウンとは、歯全体に大きく被せる治療法です。 一般的には「差し歯」や「被せ物」と言われています。 大きな虫歯の治療や、矯正の代わりにセラミッククラウンで歯をきれいに並べることもできます。

銀歯からセラミックにする際のメリット/デメリット

銀歯がある女性の口

・メリット

① 審美性が高い

セラミックは天然の歯と同様の透明感や艶があります。 患者様ごとにオーダーメイドで作成するので、形や色調など細かくデザインが可能です。部分的にセラミックを使用しても、天然歯と見分けがつかないほど自然に仕上がります。

② 虫歯になりにくい

セラミックは歯の汚れが付きにくいです。さらに経年劣化をしにくく変形しづらいため、虫歯になりにくいのです。 銀歯は汚れが付きやすく、変形しやすいので虫歯のリスクが高いです。

③ 金属アレルギーの心配がない

セラミックに変えると、金属アレルギーの心配がなくなります。しかしセラミックの種類によっては、金属が含まれているものもあります。 金属アレルギーが心配な方は、事前にお伝えください。

④ 歯茎が黒ずむことがない

銀歯を長年使用すると、銀歯の近くの歯茎が黒ずんでしまいます。一度黒ずんでしまった歯茎は自然には戻りません。 上記でもお伝えしたように、セラミックの種類によっては金属が含んでいるものもございます。

・デメリット

① 歯を削る量が多い

銀歯は耐久性があるので、薄く作っても問題はありません。しかしセラミックは耐久性を上げるために、一定の厚みが必要です。そのため銀歯よりも、歯を削る量が多くなってしまいます。

② セラミックが割れてしまう可能性がある

金属は割れる心配はありませんが、セラミックは陶器と同じ素材なので割れてしまう可能性があります。 強い力や、激しい衝撃でセラミックは割れてしまうことがあります。

銀歯からセラミックが難しい場合があります!

食いしばりをする女性
銀歯からセラミックに変えるのが難しい場合があります。 以下のようなケースです。 ・歯ぎしりやくいしばり、噛む力強い ・歯の状態が悪い

・歯ぎしりやくいしばり、噛む力強い

歯ぎしりやくいしばり、噛む力が強い方は、セラミックが割れやすいです。銀歯は強い力がかかっても変形するだけですが、セラミックは変形しないため割れます。 患者様の習慣や、部位によっても変わってくるので、心配な方はご相談ください。

・歯の状態が悪い

重度の歯周病や、歯の根に亀裂が入っているなど、歯の状態が悪い方は適応できない場合があります。 重度の歯周病であれば、先に歯周治療を優先する必要があります。 歯の根に亀裂が入っていれば、無理に銀歯を外してセラミックに変えても、長持ちしない可能があります。 歯の状態を診断したうえで、セラミックにするか決められますので、ご安心ください。

治療後のメンテナンス方法

セルフケアグッズ
セラミックを長持ちさせるためには、治療後のメンテナンスが重要です。 まず一つ目は、毎日のセルフケアを丁寧に行いましょう。 毎日のセルフケアを丁寧におこなうことで、虫歯や歯周病から大切な歯を守ることができます。 歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやフロスなども併用してください。 二つ目は歯科医院への定期的な通院が必要です。 症状がない場合でも、小さな虫歯や、歯周病になっている可能性があります。早期発見、早期治療が大切です。 また自宅でのセルフケアをおこなっていても、どうしても落としきれない汚れもあると思います。 歯科医院でのクリーニングで、綺麗な口腔内を維持しましょう。

宇都宮でセラミック治療なら【鈴木歯科医院】へ

今回は銀歯からセラミックにできるのかについてお伝えしました。 セラミックは自然な仕上がりで審美性に優れているため、人気の治療法です。 一方で歯の削る量が多いこと、割れやすいなどのセラミックの特徴もあります。 患者様ごとにお口の状況や、日々の習慣などは異なりますので、銀歯からセラミックを検討している方はお気軽にご相談ください。
鈴木歯科医院のセラミック治療についてはこちら⇨

2024年11月27日

     

ホームホワイトニングの注意点

ホームホワイトニングは歯科医院に通わなくても、ご家庭でご自身で歯の色を白くすることができる方法です。 しかし、ホームホワイトニングはご自身で行う以上、注意していただきたいポイントがいくつかあります。 きちんと注意事項を守っていただければ、安全にホワイトニングを行うことができますので、ホームホワイトニングをご検討中の方は参考にしてみてください。

ホームホワイトニングで注意すること

ホームホワイトニングのイラスト

・薬剤の使用量を守る

ホームホワイトニングは専用のマウスピースを作成し、マウスピースの歯の表側に薬剤を入れるためのくぼみがあるので、そこに薬剤を注入していきます。 そのくぼみに収まる量の薬剤を注入するのが適量ですが、多く入れすぎてしまうと薬剤が歯にとどまらず、歯肉まで広がってしまう原因になります。 歯肉まで薬液が広がると歯肉が白くなったり、炎症を起こしてピリピリとした痛みを感じることがあります。 万が一、薬剤が歯肉まで広がってしまった場合はティッシュなどで拭き取るようにしてください。

・マウスピースは強く噛み締めない

ホワイトニング用のマウスピースは薄いプラスチックで作成しているため、耐久性は強くありません。 あくまでも数時間、ホワイトニングを行なっている間に使用するためのものなので、その間に強く噛み締めてしまうと、マウスピースに穴が開いたりしてしまいます。 また、噛み締めてしまうことで薬剤がマウスピースからはみ出してしまうこともあります。 マウスピースをお口の中に入れている間は噛み締めないよう注意しましょう。

・マウスピースを装着後は口をすすぐ

ホワイトニングが終了してマウスピースを外した後は、必ずお口をすすぐようにしてください。 すすぎをきちんと行わないと、ホワイトニングの薬剤が歯に残ったままで長時間ホワイトニングを行なっていることになってしまい、知覚過敏が起きる原因にもなります。

・使用時間を守る

ホームホワイトニングは一日の中で最長2時間まで行えます。 それ以上の時間行ったり、マウスピースを装着したまま就寝することは避けましょう。 知覚過敏の症状が強く出ることがあります。 逆に使用時間が短すぎるとホワイトニングの効果を得られないこともありますので、使用時間は守りましょう。

・しみる症状が強い場合は中止する

正しい使用方法で使用していても、ホワイトニング中に知覚過敏の症状が出ることがあります。 その場合はホワイトニングを中止し、様子をみてください。ホワイトニングを中止すると症状が落ち着くことがほとんどですが、それでも症状が続く場合は歯科医師に必ずご相談ください。

ホワイトニング後すぐの飲食は避けましょう!

ワイン
ホワイトニング直後の歯は色の強いものは吸収しやすくなっています。 せっかく白くした歯の色が後戻りしてしまうのはもったいないので、この後ご紹介するような食べ物や飲み物は避けるようにしましょう。 下記のものはあくまでも一例ですが、基本的に色の濃いものは控えてください。

<避けた方が良い食べ物>

  • ・カレー
  • ・醤油やソースを使った料理 (ラーメン、うどん、焼き鳥、ハンバーグなど)
  • ・トマトソース
  • ・チョコレート など

<避けた方が良い飲み物>

  • ・コーヒー
  • ・紅茶
  • ・緑茶
  • ・赤ワイン など

痛みが出たとき

歯が痛い女性
ホワイトニングを行なっていて痛みが出てしまった場合は、使用を中止してください。 ホームホワイトニングで発生する痛みは主に知覚過敏か、または歯肉に薬剤が付着してしまった際の炎症による痛みです。 いずれも基本的には数日様子をみていると症状が落ち着いてくることがほとんどですが、万が一症状が長く続いてしまう場合は必ず歯科医師までご相談ください。 知覚過敏が発生する可能性は患者さまそれぞれの歯の質の違いや、虫歯の有無などによっても変わってきます。 ホワイトニングを検討している場合は、事前にお口の中全体のチェックを受けて、必要な治療が終了してから行うようにしましょう。

その他の注意点

歯科衛生士の女性

・歯磨きについて

ホワイトニングを行う前は必ず歯磨きを行い、歯の表面をきれいにした状態にしましょう。 また、ホワイトニングを行なっている間は予防的に知覚過敏予防の歯磨き粉を使用することをおすすめします。 ホワイトニングが終わった後は着色予防に効果のある歯磨き粉を使用することで、歯の白さを維持しやすくなります。 ただし、市販されている着色予防をうたっている歯磨き粉は研磨剤の成分が粗く、歯の表面を傷つけてしまうことがあるので、歯科専売のものを選ぶと安心です。

・喫煙について

ホワイトニングを行なっている期間の喫煙は避けましょう。 通常の状態でもタバコのヤニはかなり頑固に歯の表面に付着しますが、ホワイトニング後は歯を保護するペリクルという層が一時的に失われて、さらにタバコのヤニを吸着しやすくなります。 喫煙自体は歯周病にとっても悪影響なため、ホワイトニングをきっかけに禁煙にチャレンジしても良いですね。

マウスピース・薬剤の保管について

マウスピースを洗うイラスト

・マウスピース

ホワイトニングが終わった後は外したマウスピースは歯ブラシを使用してこすり洗いをし、その後乾燥させて清潔な状態で保管しましょう。 マウスピースはプラスチック製で熱に弱いため、洗浄する際熱湯は使用しないでください。

・薬剤

ホワイトニング用のジェルは冷暗所保管です。必ず冷蔵庫で保管するようにしましょう。 また、使用期限が決まっていますので、一度開封したホワイトニングジェルは使用期限内に使用するようにしてください。

宇都宮でホワイトニングなら【鈴木歯科医院】へ

きれいな白い歯でいられると笑顔にも自信を持つことができます。 私たち鈴木歯科医院ではカウンセリングを大事にし、患者さまの立場に立った治療を提供しています。 まずはお口の中全体の状態の診査し、その後必要な治療を行った上でホワイトニングを行なっていきます。 ホワイトニングに興味がある、話だけでも聞いてみたい、という方はお気軽に鈴木歯科医院までご相談ください。
  鈴木歯科医院のホワイトニングについてはこちら⇨

2024年7月16日

     

インビザラインとワイヤー矯正どっちを選ぶ?

皆さんこんにちは。 宇都宮にある歯医者【鈴木歯科医院】です。 矯正を検討している方は、マウスピース矯正のインビザラインと、ワイヤー矯正ではどちらを選んだ方がいいのか悩むのではないでしょうか。 インビザラインとワイヤー矯正は、装着の注意点や治療による痛みなど異なります。それぞれの特徴や、どのような方に向いているのかをお伝えします。 本日は近年人気のあるインビザラインと、以前主流だったワイヤー矯正の違いを解説します。 矯正治療を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
考える女性

■インビザライン矯正とワイヤー矯正の違いを比較!

ワイヤー矯正

① 治療にかかる期間

―インビザライン矯正―

部分矯正の場合は半年程度、全体矯正の場合は1年から2年程度かかります。 当院では口腔内3DスキャナリングシステムiTero Elemennto5D Plusを導入しており、治療前後の歯並びや治療期間が事前に分かります。

―ワイヤー矯正―

抜歯が必要でない症例は1年半から2年程度、抜歯が必要な症例は2年から3年程度かかります。 ワイヤー矯正は複雑な歯並びにも適応できます。しかし歯の動きを見ながら治療を進めていくので、明確な治療期間が分かりません。

②装着中の注意点

―インビザライン矯正―

毎日20時間以上の装着が必要です。食事や歯磨き以外の時間はマウスピースをつけなければなりません。 ご自身で、2週間ごとに次のマウスピースに交換します。 装着時間が短いとマウスピースが合わなくなったりするため、治療の効果が得られません。 インビザライン矯正は、自由に着脱できるので自己管理が必要です。

―ワイヤー矯正―

ワイヤー矯正は装置の着脱が自分でおこなえないので、自己管理は必要ありません。 毎月の来院で、ワイヤーの調整をおこなうことで治療が進みます。

③食事や歯磨きのしやすさ

―インビザライン矯正―

マウスピースを取り外せるので、食事や歯磨きがしやすいです。 マウスピースを装着しているときは、常温か冷たい水のみ口にして大丈夫です。あたたかい飲物はマウスピースの変形の恐れがあります。 インビザライン矯正はマウスピースが丸洗いでき、歯と歯の間もフロスが通せるため非常に衛生的です。矯正装置による虫歯や歯周病のリスクも上がりません。

―ワイヤー矯正―

ワイヤー矯正は装置が付いたままなので、食事に制限があります。歯と歯の間に詰まりやすい繊維質な食べ物や、粘着質の高いキャラメルやガムは控えるようにしなければなりません。 また装置と歯に汚れが残りやすいため、毎日の丁寧な歯磨きが必要です。汚れが取り切れないと、虫歯や歯周病になってしまいます。

④治療による痛み

―インビザライン矯正―

弱い力で少しずつ歯を動かしていくので痛みが少ないです。またマウスピースの厚みが0.5ミリと薄く装着時の違和感も少ないです。 インビザライン矯正は歯肉や口の粘膜にあたるような突起もないので、傷がつく心配がありません。

―ワイヤー矯正―

毎月来院ごとに矯正力をかけて調整をおこなうので、調整後は毎回痛みが出ます。数日で痛みに慣れてはきますが、インビザライン矯正よりは痛みは出やすいです。 矯正器具が当たって口内炎ができることもあります。

⑤通院の頻度

―インビザライン矯正―

1~2か月に1度来院していただきます。インビザライン矯正は、お口の中のチェックや、マウスピースが合っているか、計画通りに進んでいるかなどを確認します。それから新しいマウスピースをお渡しします。 装置の調整などがないため、診察にあまり時間はかかりません。 インビザライン矯正が終わったあとは、保定期間に入ります。その期間は1年に3回ほど来院して、歯が後戻りしていないかを確認します。

―ワイヤー矯正―

1か月に1度来院していただきます。ワイヤー矯正は、歯の動きを確認して、細かなワイヤーの調整をおこないます。 毎回調整を手作業でおこなうため、時間がかかります。

⑥運動など生活への影響

―インビザライン矯正―

マウスピースをつけた状態での、運動などの生活の影響はありません。 しかしマウスピースをつけたままスポーツドリンクなどの糖分を含んだものを飲んでしまうと、虫歯の原因になってしまいます。マウスピースをつけているあいだは、水などの糖分が入っていないものにしましょう。

―ワイヤー矯正―

ワイヤー矯正は、装置がついたままです。そのため人と接触のあるスポーツや、ボールを使うスポーツでお口に当たってしまうと、お口の中が傷つけてしまったり、装置が外れてしまったりする可能性があります。 コンタクトの激しいスポーツをしている方は、どうしてもお口に当たってしまうのでインビザライン矯正の方が向いています。
インビザライン矯正

■宇都宮でインビザライン矯正なら【鈴木歯科医院】へ

本日はインビザライン矯正と、ワイヤー矯正の違いについてお伝えしました。 インビザライン矯正は、以前主流であったワイヤー矯正と違い痛みも少なく、治療中の制限も少ないです。 また治療に通う頻度も少なく、忙しい方にもおすすめです。 当院で導入している3DスキャナリングシステムiTero Elemennto5D Plusでは、インビザライン矯正のシミュレーションで分かりやすい治療計画をご提案します。 少しでも歯並びが気になっている方は、お気軽にご相談ください。   鈴木歯科医院のインビザライン矯正についてはこちら⇨

2024年6月27日

     

インビザライン矯正ができない人もいる?症例と特徴について

マウスピース矯正で人気のあるインビザライン矯正。 「私の歯並びは、インビザライン矯正できるのかな?」 「インビザライン矯正ができないってどんな人?」 など疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。 実際、インビザライン矯正ができない症例もあります。 そこで今回は、インビザライン矯正ができない症例や特徴について解説します。 最後までご覧ください。
インビザライン矯正

■インビザライン矯正ができない症例

インビザライン矯正をしたいと思っていてもできない方もいます。 歯並びや、歯周病など歯の状況によっては、インビザライン矯正が適用できません。 そこで具体的なインビザライン矯正ができない症例を7つ紹介します。

・重度の叢生

重度の叢生
重度の叢生がある場合は、インビザライン矯正ができません。 重度の叢生とは、歯と歯の間のスペースがなく前後にガタガタと重なっている状態の歯並びです。このような歯並びだと歯を大きく動かすことや、抜歯の必要があります。 インビザライン矯正は歯を歯根ごと大きく動かすことが苦手なため、重度の叢生の方は、インビザライン矯正の適応ができないのです。

・重度の出っ歯(上顎前突)

重度の出っ歯
重度の出っ歯(上顎前突)の場合は、骨格的な問題が大きく外科手術を要する場合が多いため、インビザライン矯正が適応できません。 出っ歯は歯科用語で上顎前突といい、上の前歯や上顎が大きく前にでている状態です。 軽度の出っ歯だと、インビザライン矯正で治療できるケースもあります。 重度の出っ歯かどうか自分での判断は難しいので、歯科医院で相談するようにしましょう。

・受け口(下顎前突)

下顎前突
上記の出っ歯と同じで、受け口(下顎前突)も軽度であれば矯正治療で治す事が出来ますが、重度の場合骨格的な問題のため、インビザライン矯正は適応できません。 受け口(下顎前突)とは、下の歯あるいは下顎が前に出ている状態です。そのため歯並びを変えるだけでは改善せず、外科処置で大きく顎を動かす必要があります。

・複数本の抜歯が必要な場合

複数本の抜歯が必要な場合は、インビザライン矯正ができません。 抜歯が必要な矯正とは、重度の叢生など歯のスペースを確保しなければならない症例などが当てはまります。 抜歯をすると歯と歯の移動距離が長いため、インビザライン矯正ではなくワイヤー矯正での治療が必要です。

・埋伏歯がある

埋伏歯がある場合は、インビザライン矯正ができません。 埋伏歯とは、顎のなかに歯が完全に埋まっている状態です。このような場合は、外科手術で歯茎を切開し、ワイヤーで歯を引っ張り出す必要があります。 インビザライン矯正は、軽度の歯並びを動かすことを得意とするため、埋伏歯の矯正ができないのです。

・歯周病

重度の歯周病がある方は、インビザライン矯正を含めすべての歯科矯正ができません。 歯周病は歯を支えている骨が溶けている状態なので、歯科矯正で歯を動かすことが難しいです。場合によっては矯正の力で歯が抜け落ちてしまう可能性があります。 軽度の歯周病や、歯肉に炎症がある方は歯科医院で相談しましょう。軽度の場合は歯周治療をおこなったあと、矯正治療ができるかもしれません。

・インプラントの歯

インプラントの歯は、インビザライン矯正ができません。 インプラントは顎の骨の中に、しっかりと固定しているため、インビザライン矯正で動かすことができません。 動かしたい歯の位置によっては、インプラントがある場合でも、インビザライン矯正ができる症例もありますのでご相談ください。

■インビザライン矯正ができない人の特徴

マウスピースの自己管理や、定期的な通院をしないと、インビザライン矯正はできません。 ここではインビザライン矯正ができない人の特徴をまとめました。

マウスピースを手に持つ女性

・マウスピースの装着時間が確保できない方

インビザライン矯正では、マウスピースを1日に20~22時間の装着が必要です。 食事や歯磨きの時間以外は、マウスピースをつけなればなりません。 決められた時間が確保できない場合は、歯が動かず、治療結果が得られません。 そのため装着時間が確保できない方や、マウスピースの着脱を頻繁におこなう方は適応できないのです。

・定期的な通院ができない方

インビザライン矯正では自宅でマウスピースの交換はおこないますが、定期的な歯科医院への通院が必要です。 矯正が順調に進んでいるか、マウスピースがしっかりはまっているか、歯の表面につけているアタッチメントが外れていないかなどを確認します。 インビザライン矯正は、2-3ヶ月に1回の通院なのでほかの矯正より通院頻度が低いです。 しかしそれでも定期的な通院が難しいという方には、インビザライン矯正は向かないでしょう。

宇都宮でインビザライン矯正なら【鈴木歯科医院】へ

本日はインビザライン矯正ができない人は、どのような症例や特徴なのか解説しました。 インビザライン矯正は軽い歯のがたつきなどの症例に適応しやすい治療法です。重度の叢生や、外科治療が必要な歯並びだと、インビザライン矯正ができないことが分かりました。 またマウスピースの適切な装着時間を確保できない、定期的な通院が不可能な方もインビザライン矯正には向いていません。 本日お伝えした内容以外でも、インビザライン矯正について気になる点があればお気軽に【鈴木歯科医院】にご相談ください。
<当院のインビザライン矯正についてはこちら⇨>