2025年12月10日
インプラント手術費用の完全ガイド|相場・内訳・医療費控除まで徹底解説
インプラント治療を検討する際、最も気になるのが費用の問題です
歯を失った後の治療法として、インプラントは天然歯に近い機能と見た目を取り戻せる優れた選択肢です。
しかし、保険適用外の自由診療となるため、治療費が高額になることへの不安を抱える方は少なくありません。
「実際にいくらかかるのか」「なぜこれほど高額なのか」「費用を抑える方法はないのか」。
こうした疑問に対して、インプラント治療に500例以上携わってきた経験から、正確で実用的な情報をお伝えします。
費用の相場だけでなく、その内訳や医療費控除の活用方法まで、治療を検討する上で知っておくべき情報を網羅的に解説していきます。
インプラント1本あたりの費用相場と価格の実態
インプラント治療の費用相場は、一般的に1本あたり30万円から50万円程度とされています。
ただし、この金額はあくまで目安であり、実際の治療現場では患者様の口腔内の状態や使用する材料、
歯科医院の設備や技術レベルによって大きく変動します。2025年現在の実際の分布を見ると、35万円から45万円の価格帯に最も多くの歯科医院が集中しています。
なぜ歯科医院によって価格に差があるのか
インプラント治療が自由診療であることが、価格差の主な理由です。
各歯科医院が独自に価格設定を行えるシステムとなっているため、使用するインプラントメーカー、歯科医師の経験や技術レベル、設備投資の規模、立地条件などによって費用が異なります。
また、インプラント治療は患者様一人ひとりの口腔状態に合わせたオーダーメイド治療であるため、必要な処置内容によっても費用が変動するのです。
前歯と奥歯で費用が変わる理由
治療する部位によっても費用は異なります。
前歯のインプラント治療では、審美性が非常に重視されます。笑顔になった際に自然に見えるよう、周囲の歯との色や形、透明感の調和が求められるため、
オールセラミックのような審美性の高い素材が選ばれることが多く、その分費用が高くなる傾向にあります。
一方、奥歯は咀嚼機能が重視されるため、耐久性を重視した素材が選択されることが多く、前歯に比べて費用が抑えられる場合があります。
インプラント治療費用の詳細な内訳を理解する
インプラント治療の費用を正確に理解するためには、どのような項目で構成されているかを知ることが重要です。
診査・診断にかかる費用
治療を始める前の検査段階で、2万円から5万円程度の費用が発生します。
初診料やカウンセリング費用として5,000円から1万円、CT撮影や口腔内スキャンで3万円から5万円、診断用模型作製で1万円から2万円程度が一般的です。
当院では歯科用CTを無料で撮影しており、患者様の口腔状態を精密に診断することで、難症例にも対応できる体制を整えています。
手術費用の構成要素
インプラント治療費の大部分を占めるのが手術費用です。
人工歯根となるインプラント体の費用は、国産で8万円から15万円、欧米製で10万円から30万円程度です。
手術料自体は15万円から40万円程度で、麻酔費用として1万円から3万円が加算されます。
当院では、ガイデッドサージェリーという治療法を採用しており、CTデータをもとにマウスピース型テンプレートを作成することで、正確な位置にインプラントを埋入しています。
この方法により、歯茎を切開する範囲を最小限に抑え、術後の痛みや腫れを大幅に軽減することが可能です。
上部構造の費用と素材の選択
インプラントの上に装着する人工歯の費用は、素材によって大きく異なります。
ハイブリッドセラミックで8万円から15万円、オールセラミックで12万円から25万円、ジルコニアで15万円から30万円程度が相場です。
これらに加えて、技工料として3万円から8万円、薬剤費として3,000円から1万円程度が必要となります。
追加処置が必要なケースの費用
骨の量が不足している場合は、骨造成という技術を用いて骨を増やす手術が必要になることがあります。
当院では、エキスパンジョン、サイナスリフト、ソケットリフト、GBRといった骨造成技術に対応しており、他院で断られてしまうような難症例にも対応可能です。
これらの追加処置が必要な場合、別途費用が発生しますが、患者様の状態に最適な治療プランをご提案させていただきます。
医療費控除を活用して実質的な負担を軽減する方法
インプラント治療は高額ですが、医療費控除の対象となるため、確定申告を行うことで税金の負担を軽減できます。
医療費控除の基本的な仕組み
医療費控除とは、1年間に支払った医療費が10万円を超えた場合に、その超えた分を年間の所得金額から控除できる制度です。
ただし、その年の総所得金額が200万円未満の方は、総所得金額の5%を超えた分が対象となります。
自分自身や生計を一にする配偶者、親族のために支払った医療費も合算できるため、家族全体の医療費を合計して申請することが可能です。
医療費控除の上限額は200万円となっています。
還付金の計算方法と実際の金額
医療費控除によって戻ってくる税金の額は、所得によって異なります。
例えば、年収400万円の方がインプラント治療で30万円を支払い、保険金などの補填がない場合、医療費控除額は20万円となります。
この20万円に所得税率20%を掛けた4万円が還付される所得税額です。
さらに、住民税でも控除が受けられ、住民税率は一律10%なので、1万5,000円が還付されます。つまり、合計で4万5,000円の税負担が軽減されることになります。
医療費控除の申請方法と必要書類
医療費控除を受けるためには、確定申告が必要です。
必要な書類は、医療費の領収書、医療費のお知らせ、源泉徴収票の原本、確定申告書、マイナンバー、印鑑、還付金の振込口座情報などです。
インプラント治療を含む自由診療の場合は、医療費のお知らせに記載されないため、領収書の保管と提出が必要となります。
申請は最寄りの税務署のほか、郵送やインターネット(e-Tax)でも可能です。
確定申告の期限は3月15日ですが、医療費控除の申請は3月15日以降でも可能で、5年以内であれば遡って申請することができます。
治療費を抑えるための実践的な方法

高額なインプラント治療ですが、いくつかの方法で費用負担を軽減することができます。
複数の歯科医院を比較検討する重要性
インプラントは自由診療のため、歯科医院によって治療費が異なります。
複数の歯科医院を比べずに決めてしまうと、相場よりも高い治療費だったと後で判明して後悔することにもなりかねません。
ただし、費用面のみで歯科医院を選ぶこともリスクがあります。
低価格でも良質な治療をしてくれる歯科医院もありますし、反対に高価格だからといって優良な歯科医院とも限りません。
治療費以外にも、歯科医師による説明の分かりやすさやスタッフの対応力、クリニック内の雰囲気、
自宅や勤務先からの通いやすさなど、複数の面でしっかり比較してから決めることが重要です。
デンタルローンやクレジットカードの活用
当院では、現金、クレジットカード(VISA、MasterCard)、デンタルローンでのお支払いが可能です。
デンタルローンやクレジットカードで支払った場合でも、医療費控除の対象となります。
ローン契約が成立した年が医療費控除の対象年となるため、治療を受けた年と支払った年が異なる場合は注意が必要です。
分割払いを利用することで、一度に大きな金額を用意する必要がなくなり、計画的に治療を進めることができます。
抜歯即時埋入インプラントによる期間短縮
当院では、歯を抜いたと同時にインプラントを埋入する「抜歯即時埋入インプラント」に対応しています。
この方法は治療期間を短縮でき、患者様の負担が少ないのが大きなメリットです。
通院回数が減ることで、交通費などの間接的な費用も抑えることができます。
ただし、すべての症例に適用できるわけではなく、骨の状態や口腔内の環境によって判断が必要です。
All-on-4による全顎治療の費用対効果
全ての歯を失ってしまった場合や、ほとんどの歯が残っていない場合には、All-on-4という治療法が選択肢となります。
All-on-4の治療内容と特徴
All-on-4は、4本のインプラントで片顎全体の人工歯を支える治療法です。
従来のインプラント治療では、1本の歯に対して1本の人工歯根を埋め込む必要があり、全顎の場合は多数のインプラントが必要でした。
All-on-4では、インプラントの本数を最小限に抑えることで、手術時間の短縮や治療費の削減ができ、患者様の身体への負担が少なくて済みます。
また、骨移植の必要がなく、手術したその日に仮歯が入るため、1日で噛む喜びを取り戻すことができます。
All-on-4の費用相場
All-on-4の費用相場は、上下いずれかの顎で200万円から300万円程度とされています。
1本ずつインプラントを埋入する場合と比較すると、使用するインプラントの本数が少ないため、費用を大幅に抑えることができます。
全体的にひどい歯周病の方や、数本しか歯が残っていない方、インプラントにするには十分な骨がない方などに推奨される治療法です。
インプラント治療後のメンテナンス費用
インプラント治療は、手術が終わったら完了というわけではありません。
定期的なメンテナンスの重要性
インプラントを長く保つためには、治療後のアフターケアが非常に重要です。
正しいアフターケアを行うことで、インプラント周囲炎などのトラブルを未然に防ぐことができます。
当院では、インプラント治療後のメンテナンスにも力を入れており、噛み合わせの管理、清掃しやすい構造の確認、周囲の歯との調和、
インプラント周囲炎の予防など、長く使い続けるための視点を大事にしています。
メンテナンス費用の目安
インプラントのメンテナンス費用は、年間で2万円から4万円程度が一般的です。
定期的な検診やクリーニング、レントゲン撮影などが含まれます。
メンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎などのトラブルが発生し、最悪の場合はインプラントを失うことにもなりかねません。
長期的な視点で見れば、定期的なメンテナンスにかかる費用は、インプラントを長く保つための必要な投資と言えます。
当院の保証制度について
当院では、インプラント本体に10年間、上部構造に5年間の無償保証を提供しています。
治療において使用される補綴物や、不具合が発生した場合でも、保証期間内であれば無償で対応いたします。
患者様が安心して治療を受け、長期間にわたりご満足いただけるよう心がけております。
ただし、定期的なメンテナンスを受けていただくことが保証の条件となりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
まとめ:インプラント治療費用を正しく理解して最適な選択を
インプラント治療の費用は、1本あたり30万円から50万円程度が相場ですが、患者様の口腔状態や選択する材料、必要な追加処置によって大きく変動します。
費用の内訳を理解し、医療費控除を活用することで、実質的な負担を軽減することが可能です。
また、複数の歯科医院を比較検討し、治療費だけでなく、歯科医師の技術や説明の分かりやすさ、設備の充実度なども総合的に判断することが重要です。
当院では、500例以上のインプラント治療経験を持つドクターが在籍し、
ガイデッドサージェリーによる正確な埋入と術後の痛み・腫れの軽減、抜歯即時埋入インプラントによる治療期間の短縮、他院で断られた難症例への対応など、
患者様一人ひとりに最適な治療プランをご提案しています。
無料カウンセリングと歯科用CT無料撮影も実施しておりますので、インプラント治療をご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
詳細はこちら:インプラント治療 鈴木歯科医院
監修医師
鈴木歯科医院 副院長 鈴木 寿和 先生

経歴
宇都宮大学教育学部附属中学校 卒業
宇都宮高校 卒業
昭和大学歯学部 卒業
千葉大学医学部大学院 卒業 (医学博士)
千葉大学医学部附属病院 歯科・顎・口腔外科 医員
安藤歯科 インプラントセンター東京 勤務
オーキッド歯科クリニック 勤務
オーキッド歯科クリニック 本院 院長就任
鈴木歯科医院 副院長 就任
所属
公益社団法人日本口腔インプラント学会
国際口腔インプラント学会
挨拶
はじめまして。 鈴木歯科医院 副院長の鈴木寿和です。 千葉大学附属病院と横浜、銀座のクリニックで世界水準の歯科医療を学び、後輩の歯科医師の教育に携わる中で、地元の宇都宮でも世界基準の医療を提供したいと思い地元に戻って参りました。 自分が受けたい治療を提供する事をモットーに日々研鑽しておりますので、お口の健康を一緒に守っていきましょう。
