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2026年1月16日
インプラントで医療費控除は使える?申請できる条件を徹底解説

インプラント治療と医療費控除の基本
インプラント治療を検討されている方にとって、治療費の負担は大きな関心事です。
自由診療であるインプラントは、1本あたり30万円から50万円と高額になることが一般的ですが、実は医療費控除の対象となることをご存知でしょうか・・・。この制度を活用することで、納めた税金の一部が還付され、実質的な治療費の負担を軽減できる可能性があります。
医療費控除とは、1年間(1月1日から12月31日まで)に支払った医療費の合計が一定額を超えた場合に、所得控除を受けられる制度です。インプラント治療は、失った歯の機能を回復するための医療行為として認められているため、審美目的のみの治療でなければ、ほとんどのケースで医療費控除の対象となります。
ただし、医療費控除は年末調整では対応できない控除であるため、会社員の方も含めて、ご自身で確定申告を行う必要があります。申請には領収書や明細書などの書類が必要となりますので、治療を受けた際の領収書は必ず保管しておきましょう。
医療費控除を受けるための条件

インプラント治療で医療費控除を受けるためには、いくつかの条件を満たす必要があります。
対象となる医療費の基準
医療費控除の対象となるのは、年間の医療費が10万円を超えた場合です。ただし、その年の総所得金額が200万円未満の方は、総所得金額の5%を超えた場合に控除を受けられます。
ここで重要なのは、インプラント治療費だけでなく、ご自身や生計を同じくする配偶者・親族のために支払った医療費の合計が対象となる点です。たとえば、ご家族の通院費や薬代なども含めて計算できるため、年間の医療費が10万円を超える可能性は意外と高いのです。
支払った日が基準となる
医療費控除は、治療を受けた日ではなく、実際に支払った日が基準となります。
たとえば、2025年12月にインプラント治療を受けて、2026年1月に治療費を支払った場合、その治療費は2026年の医療費控除の対象となります。また、分割払いの場合も、その年に実際に支払った金額のみが控除の対象です。
ローンやクレジットカード決済も対象
デンタルローンやクレジットカードでインプラント治療費を支払った場合も、医療費控除の対象となります。ただし、ローンの利息分は控除の対象外となりますので注意が必要です。
また、ローンを利用した場合、信販会社が歯科医院に支払った年が医療費控除を受けられる年となります。領収書がない場合は、ローンの契約書(その写し)などが申請時に必要となりますので、大切に保管しておきましょう。
医療費控除額の計算方法

実際にどのくらいの金額が還付されるのか、計算方法を理解しておくことが大切です。
医療費控除額の基本計算式
医療費控除額は、次の計算式で算出されます。
医療費控除額 = (医療費の合計額 − 保険金などで補填される金額)− 10万円
ただし、総所得金額が200万円未満の場合は、10万円ではなく総所得金額の5%を差し引きます。医療費控除の上限額は200万円です。
還付金額の計算方法
医療費控除額が決まったら、次に還付される所得税額を計算します。
還付される所得税額 = 医療費控除額 × 所得税率
所得税率は、課税所得金額によって異なります。たとえば、課税所得が400万円の場合、所得税率は20%となります。
具体的な計算例
年収400万円の方がインプラント治療で30万円を支払い、保険金などの補填がない場合を例に計算してみましょう。
医療費控除額:30万円 − 0円 − 10万円 = 20万円
還付される所得税額:20万円 × 20%(所得税率)= 4万円
さらに、住民税でも医療費控除を受けられます。住民税率は一律10%なので、この例では2万円が還付されます。つまり、合計で6万円の税負担が軽減されることになります。
高額療養費制度との違い
医療費控除と混同されやすいのが、高額療養費制度です。
高額療養費制度は、健康保険を使った医療費のうち、自己負担額が高額になった場合に、一定額を超えた分が払い戻される制度です。しかし、この制度は保険診療に限られるため、自由診療であるインプラント治療は対象外となります。
一方、医療費控除は保険診療・自由診療を問わず、治療を目的とした医療行為であれば対象となります。インプラント治療は、失った歯の機能を回復するための医療行為として認められているため、医療費控除の対象となるのです。
ただし、審美目的のみのインプラント治療は対象外となる可能性があります。機能回復を主な目的とした治療であることが重要です。
医療費控除の申請方法
医療費控除を受けるためには、確定申告で申請を行う必要があります。
必要な書類を準備する
申請には以下の書類が必要です。
- 治療費の領収書・明細書
- 医療費控除の明細書(税務署でもらうか、国税庁ホームページからダウンロード)
- 通院のために使用した公共交通機関の領収書(メモでも可)
- 医療保険などで補填された金額が分かるもの
- 源泉徴収票(会社員の場合)
- 認印、還付金を受け取る本人名義の口座番号
- マイナンバー
通院のための交通費も医療費控除の対象となります。電車やバスなどの公共交通機関を利用した場合は、日付と金額をノートなどに記録しておきましょう。ただし、自家用車で通院した場合のガソリン代や駐車場代は対象外です。
確定申告書と明細書を作成する
国税庁のホームページから「医療費控除の明細書」をダウンロードし、必要事項を記入します。会社員の方で年末調整を受けている場合は、税務署の窓口でその旨を伝えると、スムーズに手続きができます。
近年では、マイナポータル連携を利用することで、医療費情報の自動取得が可能になり、スマホやパソコンからのオンライン申請もスムーズに行えるようになっています。
申請期限と還付のタイミング
確定申告の期間は、毎年2月16日から3月15日までです。ただし、医療費控除のみの還付申告であれば、翌年1月1日から5年間は申請が可能です。
還付金は、申請から1ヶ月から1ヶ月半程度で指定した口座に振り込まれます。もし申請を忘れてしまった場合でも、5年以内であれば遡って申請することができますので、諦めずに手続きを行いましょう。
医療費控除を申請する際の注意点

医療費控除の申請には、いくつか注意すべきポイントがあります。
領収書は5年間保管する
インプラント治療の領収書やレシートは、申請後も税務署から提示・提出を求められる可能性があるため、5年間は保管しておく必要があります。
また、通院のための交通費は領収書がないことが多いため、いつ・誰が・どの歯科医院にかかったかをノートなどにまとめておくことをおすすめします。
家族で一番所得の多い人が申請する
医療費控除は、治療を受けた人と申請を行う人が同じである必要はありません。
家族で一番所得の多い人が申請を行うことで、所得税率が高くなるため、還付される金額も増えます。たとえば、配偶者や親のインプラント治療費を、所得の高い家族が支払った場合、その人が医療費控除を申請することができます。
保険金で補填された金額を差し引く
加入している保険によっては、インプラント治療が保険金支払いの対象になる場合があります。
保険金などで補填された金額がある場合は、医療費の総額から差し引く必要があります。保険会社に確認し、支払われた金額が分かる書類を準備しておきましょう。
鈴木歯科医院のインプラント治療について

当院では、「間違いのないインプラント治療」を目指し、CT画像と3Dシミュレーションを使った精密な治療計画を立てています。
ただインプラントを埋めるのではなく、見た目・噛み合わせ・お口全体のバランスを踏まえた「正しい位置」を導き出してから治療を進めます。必要に応じて骨造成やガイデッドサージェリーも行い、シミュレーション通りの位置に精密に埋入していきます。
使用するインプラントは、世界的に実績のあるノーベルバイオケア社製です。本体だけでなく、仮歯の土台や最終的な被せものを固定するネジに至るまで純正パーツを採用し、長期的な安定性を重視しています。
また、近年問題になりやすいインプラント周囲炎を予防するため、セメントを使わないネジ固定式+フルジルコニアの被せものを標準としています。お手入れしやすく清潔な状態を保ちやすい設計にしている点も特徴です。
500例以上のインプラント治療経験を持つドクターが担当し、他院で「難しい」と言われた方の相談にも対応しています。局所麻酔をしっかり効かせたうえで行うため、できるだけ痛みを抑え、通院回数や治療期間の負担を減らすことにも配慮しています。
インプラント治療は外科処置を伴う自由診療です。術後の腫れや痛み、インプラント周囲の炎症・脱落などのリスクがあり、良好な経過のためには日々のケアと定期検診が欠かせません。
まとめ
インプラント治療は医療費控除の対象となり、確定申告で申請することで税負担を軽減できます。
年間の医療費が10万円を超えた場合(総所得200万円未満の方は総所得の5%を超えた場合)に控除を受けられ、還付される金額は所得税率によって異なります。申請には領収書や明細書などの書類が必要となりますので、治療を受けた際の領収書は必ず保管しておきましょう。
医療費控除は、ご自身だけでなく、生計を同じくする配偶者や親族のために支払った医療費も対象となります。家族で一番所得の多い人が申請することで、還付される金額を最大化できます。
インプラント治療をご検討中の方は、医療費控除の制度を活用して、経済的な負担を軽減しながら、失った歯の機能を回復させることをおすすめします。
鈴木歯科医院では、インプラント治療に関する無料相談を行っております。治療費や医療費控除についてのご質問も、お気軽にご相談ください。
監修医師
鈴木歯科医院 副院長 鈴木 寿和 先生

経歴
宇都宮大学教育学部附属中学校 卒業
宇都宮高校 卒業
昭和大学歯学部 卒業
千葉大学医学部大学院 卒業 (医学博士)
千葉大学医学部附属病院 歯科・顎・口腔外科 医員
安藤歯科 インプラントセンター東京 勤務
オーキッド歯科クリニック 勤務
オーキッド歯科クリニック 本院 院長就任
鈴木歯科医院 副院長 就任
所属
公益社団法人日本口腔インプラント学会
国際口腔インプラント学会
挨拶
はじめまして。 鈴木歯科医院 副院長の鈴木寿和です。 千葉大学附属病院と横浜、銀座のクリニックで世界水準の歯科医療を学び、後輩の歯科医師の教育に携わる中で、地元の宇都宮でも世界基準の医療を提供したいと思い地元に戻って参りました。 自分が受けたい治療を提供する事をモットーに日々研鑽しておりますので、お口の健康を一緒に守っていきましょう。
2026年1月16日
インプラントと金属アレルギーの関係とは?素材選びの考え方

インプラント治療を検討されている方の中には、「金属アレルギーがあるけれど、インプラントは大丈夫なのだろうか・・・」と不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
インプラントには主に**チタン**という金属が使われています。
チタンは生体との相性が良く、医科では心臓ペースメーカーや人工関節などにも使用されている素材です。
ただし、まれなケースではありますが、金属アレルギーの反応を引き起こす可能性も考えられます。
今回は、インプラント治療における金属アレルギーのリスクと対策、チタンとジルコニアという素材の違い、そして事前にできるアレルギー検査について詳しく解説します。
金属アレルギーが心配な方でも安心してインプラント治療を受けられるよう、正しい知識を持つことが大切です。
インプラントに使われる素材とチタンの特徴

現在のインプラント治療で最も広く使用されているのが**チタン**という金属です。
チタンは医療分野で長年使われてきた実績があり、信頼性の高い素材として知られています。
チタンが選ばれる理由
チタンは高い**生体親和性**と強度を持ち合わせています。
生体親和性とは、身体とのなじみが良いという意味です。
チタンが選ばれる主な理由は次の通りです。
- 身体とのなじみが良く、生体親和性が高い
- 表面に保護膜ができて、金属が体に溶け出しにくくなる
- 強度や耐久性も優れており、しっかり噛んでも壊れにくい
- 骨との結合力が強く、長期的に安定しやすい
チタンは他の金属(ニッケル、コバルト、クロムなど)と比べて、アレルギーリスクが低いとされています。
実際、医科の分野でも心臓ペースメーカーや人工関節など、体内に長期間埋め込む医療機器に広く使われています。
チタンでもアレルギーのリスクはゼロではない
ただし、金属である以上、金属アレルギーのリスクがまったくないわけではありません。
チタンインプラントといっても「チタン100%」ではなく、強度や加工性を高めるために他の金属を添加することがあります。
そのため、合金成分に金属アレルギーを引き起こす成分が含まれていると、アレルギーリスクが高くなる可能性があります。
また、インプラント手術中やインプラント周囲炎などで表面が摩耗・破損し、金属片やイオンが溶け出すことでアレルギー誘発の可能性が考えられます。
金属アレルギーの既往がある方や、アクセサリーでかぶれた経験がある方は、事前に検査を受けることをお勧めします。
チタンアレルギーの発症リスクと仕組み

チタンによるアレルギー反応は非常に少なく、まれなケースです。
しかし、金属アレルギーの仕組みを理解しておくことは、治療前の不安を軽減するために役立ちます。
発症頻度はどの程度か
多くのインプラント専門の歯科医院でも、「金属アレルギーがあってもインプラント治療は可能」という認識が一般的です。
その理由として、チタンの低アレルギー性が挙げられます。
実際、チタンアレルギーの発症頻度は他の金属と比べて極めて低いことが報告されています。
ただし、金属アレルギーが心配な方は、事前にアレルギー検査をすることでリスクを確認できます。
金属アレルギーが発生する仕組み
金属アレルギーは、主に「遅延型アレルギー」と呼ばれるタイプです。
これは、すぐに症状が出るのではなく、金属から溶け出した微量なイオンが体のたんぱく質と結びつき、体が”異物”と判断してしまうことで起こります。
その結果、免疫細胞が反応して炎症を引き起こすのですが、この反応はすぐに出るわけではありません。
症状が出るまでに数週間から数ヶ月、場合によってはもっと長くかかることもあります。
そのため、原因の特定に時間がかかることがあり、歯科では昔入れた銀歯が原因で金属アレルギーを引き起こすケースが分かっています。
インプラント治療後に口内や皮膚に異常が現れた場合は、金属アレルギーの可能性も考慮する必要があります。
金属アレルギーで起こりやすい症状
歯科用金属でアレルギー反応が出やすいのは、保険適用ができる銀歯が多いです。
歯科金属がアレルギーの原因となる場合、次のような症状が報告されています。
口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)とは
口腔扁平苔癬とは、口の粘膜(舌・頬の内側・歯ぐきなど)に炎症や白いレース状の模様が現れる病気です。
粘膜がざらついたり、ただれ(びらん)を伴ったりすることもあります。
主な自覚症状には下記のようなものがあります。
- 粘膜の赤みや腫れ
- しみる・ヒリヒリする痛み
- 味覚の異常
- 粘膜の違和感
インプラント治療後、これまで見られなかった口内の異常や痛みが突然現れた場合は、金属アレルギーが関係した口腔扁平苔癬の可能性も考えられます。
口腔扁平苔癬は、ストレスや免疫異常など複数の要因が関与していますが、歯科金属が原因となるケースも報告されています。
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは
掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏に小さな水ぶくれができる皮膚の疾患です。
症状は、かゆみや痛みを伴うこともあり、繰り返し発症することがあります。
インプラント金属が原因となる場合、掌蹠膿疱症の発症や悪化と関連づけられた報告がまれにあります。
実際に、歯科金属やインプラントを除去したことで皮膚症状が落ち着いた例も確認されています。
また、皮膚症状と口腔の粘膜症状(口腔扁平苔癬など)が併発するケースもあり、そのような場合は金属アレルギーとの関連を疑う必要があります。
掌蹠膿疱症は、歯科金属以外にも喫煙や扁桃炎などが原因となることもあるため、総合的な診断が必要です。
事前にできる金属アレルギー検査

金属アレルギーが心配な方は、インプラント治療前に以下のような金属アレルギー検査を受けることができます。
治療前に検査を行っておくことで、金属アレルギーのリスクを減らすことができます。
パッチテスト
パッチテストは、皮膚に金属を貼って反応を見る検査方法です。
背中や腕などに金属を含んだシールを貼り、48時間後と72時間後に反応を確認します。
赤みや腫れ、かゆみなどの症状が出た場合、その金属に対してアレルギーがあると判断されます。
パッチテストは皮膚科で受けることができ、保険適用となる場合もあります。
検査期間中は、貼付部位を濡らさないようにする必要があるため、日常生活に多少の制限が生じます。
LTT検査(リンパ球刺激試験)
LTT検査は、血液を採取して、リンパ球が特定の金属に対してどのように反応するかを調べる検査です。
パッチテストでは検出できない金属アレルギーも発見できる可能性があります。
ただし、保険適用外であることが多く、費用相場も事前に把握しておく必要があります。
LTT検査は、パッチテストで陰性だったにもかかわらず、金属アレルギーが疑われる場合に有効です。
検査の重要性
金属アレルギーは皮膚にだけ現れるという思い込みは非常に危険です。
特にインプラント治療を検討している方で、過去にアクセサリーでかゆみを感じた経験がある人や、体質的にアレルギーが出やすい人は、必ず事前に検査を受けてから治療を進めるべきです。
検査を受けることで、安心して治療に臨むことができます。
また、検査結果をもとに、チタンインプラントが適しているか、ジルコニアインプラントを選択すべきかを判断することができます。
チタン以外の選択肢:ジルコニアインプラント
金属アレルギーのリスクを避けたい方には、**ジルコニア**という素材を使ったインプラントという選択肢もあります。
ジルコニアの特徴
ジルコニアはセラミックの一種で、金属を一切含まない素材です。
そのため、金属アレルギーは生じません。
ジルコニアの主な特徴は以下の通りです。
- 金属を含まないため、金属アレルギーのリスクがない
- 白色で審美性に優れている
- 生体親和性が高い
- 強度もある程度確保されている
- 金属の透けがないため、前歯部でも自然な仕上がり
ジルコニアは、金属アレルギーが心配な方だけでなく、審美性を重視する方にも適した素材です。
チタンとジルコニアの比較
チタンとジルコニアには、それぞれメリットとデメリットがあります。
素材
生体親和性
アレルギーリスク
審美性
強度
チタン
非常に高い
極めて低いがゼロではない
やや金属色が透けることあり
非常に高い
ジルコニア
高い
金属を含まないため生じない
白色で自然
高い(チタンよりやや劣る)
どちらの素材を選ぶかは、患者さんの状態やニーズによって異なります。
金属アレルギーが心配な方や、審美性を重視する方には、ジルコニアが適している可能性があります。
一方、強度や長期的な実績を重視する方には、チタンが適しているでしょう。
当院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせて、最適な素材選びをサポートしています。
鈴木歯科医院のインプラント治療における取り組み

当院では、「間違いのないインプラント治療」を目指し、CT画像と3Dシミュレーションを使って、見た目・噛み合わせ・お口全体のバランスを踏まえた「正しい位置」を導き出してから治療を進めています。
使用するインプラントと素材へのこだわり
当院では、世界的に実績のある**ノーベルバイオケア社製**のインプラントを使用しています。
本体だけでなく、仮歯の土台や最終的な被せものを固定するネジに至るまで純正パーツを採用し、長期的な安定性を重視しています。
さらに、近年問題になりやすいインプラント周囲炎を予防するため、セメントを使わない**ネジ固定式+フルジルコニア**の被せものを標準としています。
お手入れしやすく清潔な状態を保ちやすい設計にしている点も特徴です。
フルジルコニアの被せものは、金属を含まないため、金属アレルギーのリスクを軽減する効果もあります。
金属アレルギーへの配慮
金属アレルギーが心配な方には、事前に検査をお勧めすることもあります。
また、ジルコニアを使用した上部構造を標準採用することで、金属アレルギーのリスクを軽減する取り組みも行っています。
患者さん一人ひとりの状態に合わせて、最適な素材選びをサポートします。
金属アレルギーの既往がある方や、アクセサリーでかぶれた経験がある方は、カウンセリング時にお気軽にご相談ください。
安全性と精度を重視した治療
当院では、500例以上のインプラント治療経験を持つドクターが担当し、他院で「難しい」と言われた方の相談にも対応しています。
手術は局所麻酔をしっかり効かせたうえで行うため、できるだけ痛みを抑え、通院回数や治療期間の負担を減らすことにも配慮しています。
必要に応じて骨を作る手術(骨造成)やガイデッドサージェリーも行い、シミュレーション通りの位置に精密に埋入していきます。
治療後も定期的なメインテナンスを通じて、インプラントを長く快適に使っていただけるようサポートしています。
インプラント周囲炎の予防には、定期的なメインテナンスが欠かせません。
まとめ
インプラント治療における金属アレルギーのリスクは、チタンの場合は非常に低いですが、ゼロではありません。
金属アレルギーが心配な方は、事前にパッチテストやLTT検査を受けることで、リスクを確認することができます。
また、金属を一切含まないジルコニアインプラントという選択肢もあります。
当院では、患者さん一人ひとりの状態やニーズに合わせて、最適な素材選びと治療計画をご提案しています。
CT画像と3Dシミュレーションを使った精密な治療計画、ノーベルバイオケア社製の高品質なインプラント、フルジルコニアの被せものによる金属アレルギーへの配慮など、安心して治療を受けていただける環境を整えています。
インプラント治療をご検討中で、金属アレルギーについて不安がある方は、お気軽にご相談ください。
監修医師
鈴木歯科医院 副院長 鈴木 寿和 先生

経歴
宇都宮大学教育学部附属中学校 卒業
宇都宮高校 卒業
昭和大学歯学部 卒業
千葉大学医学部大学院 卒業 (医学博士)
千葉大学医学部附属病院 歯科・顎・口腔外科 医員
安藤歯科 インプラントセンター東京 勤務
オーキッド歯科クリニック 勤務
オーキッド歯科クリニック 本院 院長就任
鈴木歯科医院 副院長 就任
所属
公益社団法人日本口腔インプラント学会
国際口腔インプラント学会
挨拶
はじめまして。 鈴木歯科医院 副院長の鈴木寿和です。 千葉大学附属病院と横浜、銀座のクリニックで世界水準の歯科医療を学び、後輩の歯科医師の教育に携わる中で、地元の宇都宮でも世界基準の医療を提供したいと思い地元に戻って参りました。 自分が受けたい治療を提供する事をモットーに日々研鑽しておりますので、お口の健康を一緒に守っていきましょう。
2026年1月16日
インプラントはしない方がいい?それでも選ばれる理由を解説

インプラント治療に不安を感じる方へ
「インプラントって本当に大丈夫なのかな・・・」
歯を失った時、多くの方がこのような不安を抱えます。手術が必要なこと、費用が高額なこと、痛みや腫れへの心配・・・。インプラント治療には確かに慎重に検討すべき点があります。
しかし、それでもなお多くの方がインプラントを選択しているのには、明確な理由があるのです。天然歯のような噛み心地、自然な見た目、そして長期的な安定性・・・。これらのメリットは、他の治療法では得られない大きな価値となっています。
この記事では、インプラント治療に対する不安と、それでも選ばれ続ける理由について、宇都宮市で500例以上のインプラント治療を行ってきた経験をもとに、わかりやすく解説していきます。
インプラント治療への不安、その正体とは?

インプラント治療を検討する際、多くの方が感じる不安には共通したパターンがあります。
まず挙げられるのが、外科手術への恐怖心です。歯茎を切開し、顎の骨に穴を開けてインプラントを埋め込む・・・。この説明を聞くだけで、不安を感じるのは自然なことでしょう。
次に、治療中や術後の痛みへの心配があります。「どれくらい痛いのか」「腫れはどの程度続くのか」といった疑問は、ほぼすべての患者さんが抱くものです。
さらに、高額な治療費用も大きな懸念材料となります。インプラントは保険適用外の自由診療のため、一般的に1本あたり30万円から50万円程度の費用がかかります。複数本の治療となれば、さらに負担は大きくなります。
体への影響も気になるところです。人工物を体内に埋め込むことへの抵抗感や、「本当に体に馴染むのか」という疑問を持つ方も少なくありません。
インターネット上には、失敗例や怖い体験談も散見されます。こうしたネガティブな情報は印象に残りやすく、不安を増大させる要因となっているのです。
また、そもそも歯科医院の雰囲気が苦手という方もいらっしゃいます。治療器具の音や独特の匂い、過去の痛い経験がトラウマになっているケースもあります。
これらの不安は、決して根拠のないものではありません。しかし、現代のインプラント治療は、こうした不安に対して様々な対策が講じられているのです。
痛みへの不安を解消する、現代のインプラント治療
「手術は痛いのでは?」
この質問は、ほぼすべての患者さんから受けます。しかし、実際の治療では局所麻酔をしっかり効かせるため、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。
麻酔が切れた後の痛みについては、個人差がありますが、多くの場合は処方される鎮痛剤で十分にコントロールできます。痛みの程度は、親知らずの抜歯と同程度か、それよりも軽いことが一般的です。
術後の腫れについても、数日から1週間程度で落ち着くことがほとんどです。近年では、歯茎を切る範囲を最小限に抑える「フラップレス手術」など、負担を軽減する術式も普及しています。
当院では、「CT画像」と「3Dシミュレーション」を使用して、事前に詳細な治療計画を立てます。これにより、手術時間を短縮し、体への負担を最小限に抑えられます。
また、「ガイデッドサージェリー」という技術を使用することで、シミュレーション通りの位置に正確にインプラントを埋入できます。これにより、不要な組織の損傷を避け、術後の回復を早めることが可能です。
痛みや腫れへの不安は理解できますが、適切な麻酔管理と精密な治療計画により、多くの患者さんが「思ったより楽だった」と感想を述べられています。
費用が高額な理由と、その価値について
インプラント治療が高額な理由は、使用する材料と技術の質にあります。
まず、インプラント本体には世界的に実績のある高品質な製品を使用します。当院では、「ノーベルバイオケア社製」のインプラントを採用しています。本体だけでなく、仮歯の土台や最終的な被せものを固定するネジに至るまで、すべて純正パーツを使用しています。
これは、長期的な安定性を重視しているためです。安価な互換品を使用すると、数年後に不具合が生じるリスクが高まります。
また、CT撮影や3Dシミュレーションなど、精密な診査・診断にも費用がかかります。しかし、これらの検査があるからこそ、安全で確実な治療が可能になるのです。
さらに、インプラント治療には高度な技術と経験が必要です。CT画像を正確に読み取り、3Dシミュレーションで最適な位置を導き出し、それを実際の手術で再現する・・・。これらのプロセスには、長年の訓練と豊富な経験が不可欠です。
一方で、インプラントは適切なメインテナンスを行えば、10年以上使用できることが多くの研究で報告されています。入れ歯やブリッジと比較すると、長期的なコストパフォーマンスは決して悪くありません。
また、医療費控除の対象となるため、確定申告をすることで税金の還付を受けられる場合があります。デンタルローンを利用できる歯科医院も増えており、支払い方法の選択肢は広がっています。
費用は確かに高額ですが、それは質の高い材料と技術、そして長期的な安定性への投資と言えるでしょう。
それでもインプラントが選ばれる、5つの理由

天然歯のような噛み心地を取り戻せる
インプラント治療の最大の魅力は、天然歯に近い噛み心地を実現できることです。
入れ歯の場合、噛む力は天然歯の約30%程度と言われています。硬いものが食べにくく、食事の楽しみが制限されてしまいます。
一方、インプラントは顎の骨に直接固定されるため、天然歯の約80%以上の噛む力を回復できます。ステーキやおせんべいなど、硬いものもしっかり噛めるようになります。
この噛む力の回復は、単に食事の楽しみを取り戻すだけではありません。しっかり噛むことで脳への刺激が増え、認知機能の維持にも良い影響があると考えられています。
審美性が高く、自然な見た目を実現できる
インプラントの上部構造には、セラミックやジルコニアなどの審美性に優れた材料を使用します。これにより、天然歯と見分けがつかないほど自然な見た目を実現できます。
入れ歯の場合、笑ったときに金具が見えてしまうことがあります。ブリッジでも、歯茎との境目が目立つことがあります。
インプラントは、こうした審美的な問題を解決できます。人前で笑うことに自信を持てるようになり、生活の質が向上します。
周囲の健康な歯を守ることができる
ブリッジ治療では、失った歯の両隣の健康な歯を削る必要があります。部分入れ歯でも、金具をかける歯に負担がかかります。
インプラントは、失った歯の部分だけを独立して治療できるため、周囲の健康な歯を削ったり、負担をかけたりする必要がありません。
これは、お口全体の健康を長期的に維持する上で、非常に重要なポイントです。健康な歯を守ることは、将来的な治療費の削減にもつながります。
顎の骨が痩せるのを防げる
歯を失うと、その部分の顎の骨は徐々に痩せていきます。これは、噛む刺激が骨に伝わらなくなるためです。
入れ歯やブリッジでは、この骨の吸収を防ぐことはできません。骨が痩せると、顔貌が変化したり、将来的な治療の選択肢が狭まったりします。
インプラントは顎の骨に直接埋め込まれるため、噛む力が骨に伝わり、骨の吸収を防げます。これは、お口の健康を長期的に維持する上で大きなメリットです。
取り外しの手間がなく、日常生活が快適
入れ歯は毎日の取り外しと洗浄が必要です。外出先での管理にも気を使います。
インプラントは固定式のため、取り外しの手間がありません。天然歯と同じように歯磨きをするだけで、日常のケアは完了します。
また、入れ歯のように食べ物が挟まったり、ずれたりする心配もありません。会話中に外れる不安もなく、自然に話せます。
こうした日常生活の快適さは、生活の質を大きく向上させます。
骨が少ない方でも諦めないでください

「骨が少ないのでインプラントは難しい」
他院でこのように言われた方も、諦める必要はありません。「骨造成」という技術を使えば、多くのケースで治療が可能です。
骨造成とは、不足している骨を人工的に増やす治療法です。「GBR(骨誘導再生法)」「サイナスリフト」「ソケットリフト」など、様々な方法があります。
当院では、これらの骨造成治療に対応しており、他院で断られた方の相談も受け付けています。CT画像で骨の状態を詳細に確認し、最適な治療方法を提案します。
実際に、「骨が足りない」と言われた方でも、骨造成とインプラントを組み合わせた治療により、良好な結果を得られたケースは多数あります。
骨の状態は個人差が大きいため、まずは精密な検査を受けることをお勧めします。諦める前に、一度相談してみてください。
インプラント周囲炎を防ぐ、当院の取り組み
インプラント治療後に注意すべきなのが、「インプラント周囲炎」です。
これは、インプラント周囲の歯肉や骨に炎症が起きる病気で、放置すると最悪の場合、インプラントを失うことになります。
インプラント周囲炎の主な原因は、細菌感染です。特に、セメント固定式のインプラントでは、余剰なセメントが残りやすく、それが細菌の温床となることがあります。
当院では、この問題を防ぐため、セメントを使わない「ネジ固定式」を標準採用しています。さらに、上部構造には「フルジルコニア」を使用しています。
ジルコニアは細菌が付着しにくい材料で、清潔な状態を保ちやすいという特徴があります。お手入れもしやすく、長期的な管理がしやすくなります。
また、治療後の定期的なメインテナンスも重要です。当院では、専門的なクリーニングと検査を定期的に行い、問題の早期発見・早期対応に努めています。
インプラントを長く快適に使い続けるためには、日々のセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアの両方が欠かせません。
治療の流れと期間について

インプラント治療は、いくつかのステップを経て進められます。
まず、初診時にお口の状態を確認し、CT撮影を行います。当院では、インプラントを検討される方のCT撮影を無料で行っています。
次に、CT画像をもとに3Dシミュレーションを作成し、詳細な治療計画を立てます。この段階で、インプラントを埋入する位置、角度、深さなどを正確に決定します。
治療計画に同意いただけたら、手術日を決定します。手術は局所麻酔下で行い、通常1~2時間程度で終了します。
手術後は、インプラントと骨が結合するまで待つ期間が必要です。この期間は通常2~3ヶ月程度ですが、骨の状態によって異なります。
結合が確認できたら、型取りを行い、最終的な被せものを作製します。被せものの装着後、噛み合わせを調整して治療は完了です。
全体の治療期間は、症例によって異なりますが、通常3~6ヶ月程度です。骨造成が必要な場合は、さらに期間が延びることがあります。
治療期間中は、必要に応じて仮歯を装着しますので、見た目や噛む機能に大きな支障が出ることはありません。
インプラント治療のリスクと注意点
インプラント治療には、いくつかのリスクがあることも理解しておく必要があります。
まず、外科手術を伴うため、術後に痛みや腫れ、内出血が生じる可能性があります。これらは通常、数日から1週間程度で落ち着きますが、個人差があります。
また、稀にインプラントと骨が結合しないケースがあります。成功率は95%以上と非常に高いですが、100%ではありません。
喫煙者の場合、インプラントの脱落率が非喫煙者の約2倍高いというデータもあります。喫煙は血流を阻害し、骨との結合を妨げるためです。インプラント治療を検討される場合は、禁煙をお勧めします。
さらに、糖尿病などの全身疾患がある場合、治癒が遅れたり、感染リスクが高まったりすることがあります。持病がある方は、事前に必ず申告してください。
治療後も、適切なメインテナンスを怠ると、インプラント周囲炎のリスクが高まります。日々のセルフケアと定期的な検診は必須です。
これらのリスクを理解した上で、担当医とよく相談し、納得してから治療を受けることが重要です。
まとめ:不安と向き合い、最適な選択を
インプラント治療には、確かに不安を感じる要素があります。
手術への恐怖、痛みへの心配、高額な費用・・・。これらの懸念は、決して無視できるものではありません。
しかし、現代のインプラント治療は、こうした不安に対して様々な対策が講じられています。精密な診査・診断、負担を軽減する術式、高品質な材料の使用・・・。技術の進歩により、安全性と成功率は大きく向上しています。
そして何より、インプラントが選ばれ続けるのには明確な理由があります。天然歯のような噛み心地、自然な見た目、周囲の歯を守れること、骨の健康維持、日常生活の快適さ・・・。これらのメリットは、他の治療法では得られない大きな価値です。
もちろん、すべての方にインプラントが最適とは限りません。お口の状態、全身の健康状態、ライフスタイル、予算など、様々な要素を総合的に考慮する必要があります。
大切なのは、不安と向き合い、正確な情報を得た上で、ご自身にとって最適な選択をすることです。
当院では、無料相談を行っており、CT撮影も無料で実施しています。まずはお口の状態を確認し、どのような治療が可能か、詳しくご説明させていただきます。
インプラント治療に関する疑問や不安がある方は、お気軽にご相談ください。一緒に、あなたに最適な治療方法を考えていきましょう。
鈴木歯科医院では、500例以上の経験をもとに、安全で確実なインプラント治療を提供しています。「失敗したくない」「しっかり噛めるようになりたい」「自然な見た目を取り戻したい」・・・そんな想いをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの不安に寄り添い、納得できる治療計画をご提案いたします。
監修医師
鈴木歯科医院 副院長 鈴木 寿和 先生

経歴
宇都宮大学教育学部附属中学校 卒業
宇都宮高校 卒業
昭和大学歯学部 卒業
千葉大学医学部大学院 卒業 (医学博士)
千葉大学医学部附属病院 歯科・顎・口腔外科 医員
安藤歯科 インプラントセンター東京 勤務
オーキッド歯科クリニック 勤務
オーキッド歯科クリニック 本院 院長就任
鈴木歯科医院 副院長 就任
所属
公益社団法人日本口腔インプラント学会
国際口腔インプラント学会
挨拶
はじめまして。 鈴木歯科医院 副院長の鈴木寿和です。 千葉大学附属病院と横浜、銀座のクリニックで世界水準の歯科医療を学び、後輩の歯科医師の教育に携わる中で、地元の宇都宮でも世界基準の医療を提供したいと思い地元に戻って参りました。 自分が受けたい治療を提供する事をモットーに日々研鑽しておりますので、お口の健康を一緒に守っていきましょう。
2026年1月16日
インプラントの抜歯後はどうなる?治療までの流れと過ごし方

インプラント治療を検討されている方の中には、抜歯が必要と診断されたケースもあるでしょう。
「抜歯した後、どのくらいで治療が始まるの?」「その間、どう過ごせばいいの?」……そんな不安を抱えている方も多いはずです。
実は、抜歯からインプラント埋入までの流れには、大きく分けて2つの方法があります。
抜歯と同時にインプラントを埋める「抜歯即時埋入法」と、傷の治癒を待ってから埋入する「抜歯待時埋入法」です。どちらを選ぶかは、お口の状態や骨の厚み、感染リスクなどによって決まります。
この記事では、インプラントの抜歯後の流れと、それぞれの治療法の特徴、そして術後の過ごし方について、詳しく解説していきます。
インプラント治療で抜歯が必要になるケースとは
インプラント治療は、失われた歯を人工歯根で補う方法です。
しかし、治療を始める前に抜歯が必要になる場合があります。
まず、インプラントを埋入する部位に歯が残っている場合は、当然ながら抜歯が必要です。インプラントは顎の骨に直接埋め込むため、その位置に自分の歯があると治療が進められません。
次に、むし歯や歯周病が著しく進行しており、治療による救済が困難な歯も抜歯の対象となります。歯の根っこ部分だけが残っている状態や、歯が大きく割れてしまっているケースも同様です。
また、歯の動揺度が著しい場合……つまり、歯がぐらぐらしていて支えきれなくなっている場合も、抜歯を提案されることがあります。
ただし、健康な歯を無理に抜くことはありません。
抜歯の必要性は、歯の状態や治療計画によって慎重に判断されます。複数の医療機関でご相談いただき(セカンドオピニオン)、抜歯の必要性にご納得された上で治療を進めていくことが大切です。
抜歯即時埋入法——抜歯と同時にインプラントを埋める方法

抜歯即時埋入法とは、文字通り歯を抜いたその日のうちにインプラントを埋入する治療法です。
通常、抜歯を必要とするケースでは、細菌感染を防ぐために歯ぐきや骨が治癒するまで2~3か月待つ必要があります。しかし、近年の歯科医療の発展により、抜歯即時埋入法と抜歯待時埋入法の予後に差はないことがわかってきました。
抜歯即時埋入法のメリット
この方法の最大のメリットは、**治療期間を大幅に短縮できること**です。
外科手術が1回で済むため、通院回数を減らすことができ、患者さまの心身の負担が少なくなります。また、抜歯した箇所の骨がやせにくく、歯がない期間が短いので、見た目への影響がほとんどありません。
さらに、抜歯と同時にインプラントを埋入することで、抜歯した部分の骨の吸収を抑えることができます。
抜歯即時埋入法のデメリット
一方で、この方法にはデメリットもあります。
顎の骨の厚みが不足している場合や、骨がやわらかい場合は適応にならないことがあります。また、歯科医師の高度な技術や知識が必要になるため、行なっていない歯科医院もあります。
細菌感染を起こすと、骨とインプラントが結合しないトラブルが起きる可能性もあるため、感染症対策をしっかり行なっている歯科医院を選ぶことが重要です。
抜歯即時埋入法の適応条件
抜歯即時埋入法は、以下の条件を満たす場合に適応します。
- 患部周辺の歯にむし歯がない
- 歯周病に罹患していない
- あごの骨の厚みと高さが十分にある
- 初期固定(インプラント埋入直後に骨とインプラントが固定されること)が得られる
上あごの前歯で行われることが多く、骨の状態が良好な場合に選択されます。
抜歯待時埋入法——傷の治癒を待ってから埋入する方法

抜歯待時埋入法とは、抜歯後の歯ぐきや骨が回復するまで一定期間待ち、インプラント手術を行う方法です。
抜歯後は、歯周病やケガによって骨が減少している場合があり、すぐに埋入できないことがあります。そのため、抜歯後に期間を空けて、埋入できるよう土台を作る必要があります。
抜歯待時埋入法のメリット
この方法のメリットは、インプラント治療の適応範囲が広がることです。
骨が回復してからインプラントを埋入するため、初期固定が得られやすく、細菌感染のリスクを抑えられます。また、痛みや腫れが落ち着いた状態で手術に臨めるため、患者さまの負担を軽減できます。
抜歯後の待機期間は、歯ぐきの治癒を待つ場合は1~2か月、歯ぐきと骨の治癒を待つ場合は3~4か月、歯ぐきと骨が完全に治癒するのを待つ場合は6か月以上経過してからインプラントを埋入します。
抜歯待時埋入法のデメリット
デメリットとしては、治療全体の期間が長くなることが挙げられます。
外科手術を2回行うため、患者さまの心身の負担が増えます。また、抜歯後からインプラント手術までの間、該当部位は歯がない状態になります。見た目の問題や噛み合わせの不具合が生じる可能性があることも考慮しなければなりません。
抜歯待時埋入法の適応条件
抜歯待時埋入法は、以下のような方が適応になります。
- あごの骨の厚みと高さが十分にない方
- 歯ぐきや骨が損傷している方
- 細菌感染のリスクが高い方
細菌感染のリスクを最小限に抑えられるため、多くの歯科医院で採用されている方法です。
インプラント手術後の過ごし方と注意点

インプラント手術を受けた後は、患部の回復をサポートするために、過ごし方に気をつけましょう。
症状・患部への対応
手術後は、以下のような対応を心がけてください。
- 出血があれば安静にし、清潔なガーゼで圧迫する
- 痛みや腫れがある場合は鎮痛剤を服用し、軽く冷やす
- 医師から処方された薬は、指示通りに服用する
- 抜糸するまで手術部位のブラッシングを控える
- 強くうがいをしない
- 抜糸後は毛先が柔らかい歯ブラシを使用
通常、出血は1~2日で止まりますが、長引いていたり、鼻血がみられたりする場合は医師に相談しましょう。
痛みや腫れは、24~48時間後にピークに達し、通常は1週間以内にほぼ消失します。
痛みや腫れが1週間以上続き、鎮痛剤を服用しても効かない場合は、医師の診察が必要です。化膿や下痢、湿疹、下顎の震えが出るのが続くようなら、鎮痛剤や抗生物質が体質に合っていない可能性があります。服用を中断し、医師に連絡してください。
日常生活の過ごし方
手術後の日常生活では、以下の点に注意してください。
- 手術後1~2日は飲酒・喫煙や運動、長時間の入浴は避ける
- 術後数日は安静に過ごす
- 状況により柔らかいものを食べる
- 食べものは手術箇所と別の歯で噛む
- 硬いものや熱いもの、刺激物は避ける
患部に刺激を与えると回復が遅れる原因となるので、できるだけ安静に保ちましょう。
食事における注意点
インプラント手術後の食事では、以下のことに注意する必要があります。
まず、麻酔の効果が切れてから食事をすることが大切です。麻酔が効いている間は感覚が鈍ってしまっているため、そのままの状態で食事をしてしまうと誤って口の中を噛んでしまったり、熱いものを熱いと感じられずにヤケドしてしまったりする可能性があります。
手術後数日間は歯にあまり力をかけないほうがよいため、せんべいやナッツ類のような硬いものを食べることは極力控えましょう。手術当日は、おかゆやヨーグルトのようなあまり噛まなくても食べられるようなものを食べるようにし、その後もしばらくの間はなるべく柔らかいものを中心に食べるほうがよいです。
また、辛い料理や香辛料がたっぷりふくまれたような料理も、出血や腫れの原因になってしまう可能性があるので、1週間ほどは控えるようにしましょう。
アルコールには血管を拡張させる作用があるため、傷口からの出血につながる可能性がありますし、拡張した血管が神経を圧迫することで痛んでしまう場合もあります。1週間程度はアルコールの摂取を控えるようにしましょう。
タバコは可能な限り控える
タバコに含まれているニコチンには血管を収縮させる作用があるため、インプラントと骨の結合に影響が出る可能性があります。
また、歯周病を悪化させる原因でもあるので、口腔内を健康に保つという点においても悪影響です。
硬いものや辛い料理・アルコール、入浴や運動などは、当日や手術後1週間程度控えればよいですが、タバコに関しては可能な限り控えて、できれば禁煙してしまうのがおすすめです。
インプラント埋入から人工歯装着までの流れ
インプラント手術を行った直後は、周りの骨とインプラント体が完全に結合していないため、数ヶ月は人工歯が装着できません。
そのため、人工歯着用までの期間だけ「仮歯」を使用します。
仮歯を着用する理由
仮歯を着用する理由は、以下の5つです。
**顎の骨を安定させるため**……インプラント体と骨が結合する期間中、適度な刺激を与えることで骨の安定を促します。
**歯ぐきの状態を整えるため**……仮歯を装着することで、最終的な人工歯を装着する際の歯ぐきの形を整えます。
**歯並びの歪みを防ぐため**……歯がない期間が長いと、隣の歯が倒れたり、かみ合う歯が伸びたりして歯並びとかみ合わせが悪くなります。
**細菌感染や外部刺激を防ぐため**……仮歯が患部を保護し、細菌感染や外部刺激から守ります。
**審美性を保つため**……特に前歯の場合、見た目の問題を解決します。
人工歯装着までの期間
インプラント埋入後は、骨と結合するまで約3~6か月間待ちます。
この間に仮歯を入れるケースもあれば、専用キャップで過ごすケースもあります。インプラントと骨がしっかり結合されたのを確認したら、最終的な被せ物の型取りを行い、1~2週間後に装着します。
抜歯即時埋入法の場合は、抜歯・インプラント埋入手術の後、埋入後に専用キャップや仮歯を装着して骨と歯ぐきの治癒を待ちます。
抜歯待時埋入法の場合は、抜歯後に歯ぐきや骨が回復するまで待ち、その後インプラント埋入手術を行います。埋入後は、インプラントの頭部に専用キャップを装着し、歯ぐきで覆い縫合します。骨とインプラントが結合するまで約3~6か月待った後、2次手術を行い、最終的な被せ物を装着します。
鈴木歯科医院のインプラント治療の特徴

宇都宮市の鈴木歯科医院では、「間違いのないインプラント治療」を目指しています。
歯を失った部分にただインプラントを埋めるのではなく、CT画像と3Dシミュレーションを使って、見た目・噛み合わせ・お口全体のバランスを踏まえた「正しい位置」を導き出してから治療を進めます。
精密な診査・診断と治療計画
当院では、診査・診断・治療計画を最重要と考え、当てずっぽうの埋入をしない方針を徹底しています。
CTなどのデータをもとに3Dシミュレーションで”入れるべき正しい位置”を割り出し、計画どおりに治療を進めるため、見た目と噛み合わせの両方にこだわりたい方に向いています。
必要に応じて骨を作る手術(骨造成)やガイデッドサージェリーも行い、シミュレーション通りの位置に精密に埋入していきます。
痛み・腫れ・回数を減らす工夫
手術は局所麻酔をしっかり効かせたうえで行うため、できるだけ痛みを抑え、通院回数や治療期間の負担を減らすことにも配慮しています。
フラップレス手術や骨造成を伴うケース、複数本の埋入が必要なケースまで、500例以上のインプラント治療経験を持つドクターが担当し、他院で「難しい」と言われた方の相談にも対応しています。
世界的に実績のあるインプラントを使用
使用するインプラントは、世界的に実績のあるノーベルバイオケア社製です。
本体だけでなく、仮歯の土台や最終的な被せものを固定するネジに至るまで純正パーツを採用し、長期的な安定性を重視しています。
インプラント周囲炎を予防する設計
近年問題になりやすいインプラント周囲炎を予防するため、セメントを使わないネジ固定式+フルジルコニアの被せものを標準とし、お手入れしやすく清潔な状態を保ちやすい設計にしている点も特徴です。
治療後も定期的なメインテナンスを通じて、インプラントを長く快適に使っていただけるようサポートしています。
まとめ——抜歯後のインプラント治療は医師と相談して進めましょう
インプラントの抜歯後の流れは、抜歯即時埋入法と抜歯待時埋入法の2つに大きく分かれます。
抜歯即時埋入法は治療期間が短く、患者さまの負担が少ない一方で、骨の状態が良好でなければ適応できません。抜歯待時埋入法は治療期間が長くなりますが、適応範囲が広く、感染リスクを抑えられます。
どちらの方法を選ぶかは、お口の状態や骨の厚み、感染リスクなどによって決まります。
手術後は、患部の回復をサポートするために、過ごし方に気をつけることが大切です。出血や痛み、腫れといった症状が長引く場合は、医師に相談しましょう。
鈴木歯科医院では、CT画像と3Dシミュレーションを使って、見た目・噛み合わせ・お口全体のバランスを踏まえた「正しい位置」を導き出してから治療を進めます。500例以上のインプラント治療経験を持つドクターが担当し、他院で「難しい」と言われた方の相談にも対応しています。
インプラント治療は外科処置を伴う自由診療です。術後の腫れや痛み、インプラント周囲の炎症・脱落などのリスクがあり、良好な経過のためには日々のケアと定期検診が欠かせません。
**インプラント治療を検討されている方は、まずは無料相談をご利用ください。**
歯科用CTも無料で撮影しており、「まずは状態を知りたい」「他院で不安が残った」方の入り口として使いやすい体制を整えています。
見た目も噛み合わせも妥協したくない方、痛み・腫れ・期間をできるだけ減らしたい方、骨が少ないと言われた方……そんな方こそ、一度ご相談ください。
監修医師
鈴木歯科医院 副院長 鈴木 寿和 先生

経歴
宇都宮大学教育学部附属中学校 卒業
宇都宮高校 卒業
昭和大学歯学部 卒業
千葉大学医学部大学院 卒業 (医学博士)
千葉大学医学部附属病院 歯科・顎・口腔外科 医員
安藤歯科 インプラントセンター東京 勤務
オーキッド歯科クリニック 勤務
オーキッド歯科クリニック 本院 院長就任
鈴木歯科医院 副院長 就任
所属
公益社団法人日本口腔インプラント学会
国際口腔インプラント学会
挨拶
はじめまして。 鈴木歯科医院 副院長の鈴木寿和です。 千葉大学附属病院と横浜、銀座のクリニックで世界水準の歯科医療を学び、後輩の歯科医師の教育に携わる中で、地元の宇都宮でも世界基準の医療を提供したいと思い地元に戻って参りました。 自分が受けたい治療を提供する事をモットーに日々研鑽しておりますので、お口の健康を一緒に守っていきましょう。
2026年1月16日
インプラントの仮歯とは?装着期間や見た目についてわかりやすく解説

インプラント治療を検討されている方の中には、「仮歯」という言葉を耳にして、どのようなものなのか気になっている方も多いのではないでしょうか・・・
仮歯は、インプラント治療の過程で重要な役割を果たします。
最終的な人工歯が入るまでの期間、お口の中の環境を守り、快適に過ごすために欠かせない存在です。
この記事では、インプラントの仮歯について、その役割や装着期間、見た目、注意点などをわかりやすく解説していきます。安心して治療を受けていただくために、ぜひ参考にしてください。
インプラント治療における「仮歯」とは
インプラント治療における仮歯とは、最終的な人工歯が入るまでの間に装着する一時的な歯のことです。
治療の段階に応じて使われるもので、決して飾りではありません。
仮歯には、治療中の生活を快適に保つための大切な役割があります。
仮歯が必要となる理由
インプラント体を埋め込んでから、最終的な被せ物が入るまでには時間がかかります。
その間、歯がない状態で放置すると、さまざまなデメリットが生じてしまうのです。見た目が悪くなるだけでなく、食事もしにくくなります。
特に前歯の場合は、見た目の問題が大きいため、手術当日に仮歯を入れるケースも少なくありません。
仮歯を入れることで、日常生活を快適に過ごせるようになります。
また、周囲の歯が動いてしまうのを防ぐ役割も果たしてくれるのです。
治癒を待つ期間が生まれる理由
最終的な人工歯を入れるためには、インプラント体と顎骨の結合が必要不可欠です。
この結合を「オッセオインテグレーション」と呼び、ある程度の期間がかかります。
インプラント体と顎骨がくっつく前に強い力をかけると、治療が失敗する恐れがあります。
そのため、焦らずに骨が安定するのを待つ時間が必要なのです。
この期間中に仮歯を使用することで、患者様の生活の質を保つことができます。
仮歯に使われる材質
仮歯に使われる材質は、主に「レジン」と呼ばれる歯科用のプラスチックです。
レジンは加工や修正がしやすいため、お口の状態に合わせて形を調整するのに適しています。
最終的なセラミックの歯に比べると強度は劣りますが、治療中の変化に対応しやすいメリットがあります。
見た目も天然の歯に近い色で作ることが可能です。
また、軽量で装着感も良好なため、患者様の負担を軽減できます。
インプラントの仮歯が果たす4つの役割

インプラント治療中の仮歯には、単なる穴埋め以上に大切な役割があります。
主に以下の4つです。
自然な見た目と発音のしやすさを保つ
仮歯を入れる最大の目的の一つは、自然な見た目と発音のしやすさを保つことです。
治療の過程で前歯がないと人前で口を開けるのが恥ずかしかったり、空気が漏れて喋りにくかったりします。
一方仮歯があれば、治療中であることを周囲に気づかれにくく、普段通りに会話を楽しめます。
精神的なストレスを減らすためにも、インプラント治療中の仮歯は欠かせないのです。
特に接客業や人前で話す機会が多い方にとって、仮歯は非常に重要な役割を果たします。
噛み合わせを維持する
仮歯には、噛み合わせの位置が変わらないように維持する役割があります。
歯がない期間が続くと、隣の歯が倒れてきたり、噛み合う反対側の歯が伸びてきたりして、噛み合わせがズレてしまうからです。
仮歯を入れてスペースを確保することで、周囲の歯が動くのを防ぎます。
正しい噛み合わせを保つのが、最終的な治療の成功につながります。
また、噛み合わせが安定することで、顎関節への負担も軽減されるのです。
傷口を保護する
インプラント手術をしたあとの傷口を、外部の刺激から保護する役割も果たします。
手術直後の歯茎はデリケートなため、食べ物が当たったり舌で触ったりすると、治りが遅くなる可能性があります。
仮歯が蓋のような役割をして、傷口を守ってくれるのです。
口内には数千億の常在菌が生息しているとされており、これらには虫歯や歯周病の原因になる細菌も含まれています。
インプラント体が安定する前に細菌感染を起こしてしまうと、炎症を起こしてインプラント体の結合を阻害する因子になってしまうこともあります。
仮歯によって傷口を保護することで、感染リスクを低減できるのです。
顎の骨・歯茎の状態を損なわない
インプラント治療を受けるまで入れ歯を長い間使い続けてきた方や、歯が抜けたまま放置していた方は、歯茎や顎の骨が変形していることがあります。
この場合、上部構造を装着するまでに仮歯を使って形状を徐々に調整していき、歯茎や顎の骨の状態を安定させます。
埋入したインプラント体と顎の骨が初期結合するまでは、患部にはなるべく刺激を与えないことが望ましいとされています。
インプラント手術後に仮歯を装着することで、外部から受ける刺激を軽減し、骨の結合が妨げられるのを防ぐことにつながります。
また、仮歯を使って歯茎の形を整えることで、最終的な人工歯の見た目もより自然に仕上がります。
仮歯を入れる期間はいつからいつまで?

仮歯を装着する期間は、患者様のお口や顎の骨の状態、治療法によって変わります。
ここでは、一般的な仮歯の装着期間についてご説明します。
仮歯を入れるタイミング
インプラント治療で仮歯を入れるのは、術後の抜糸が済んでからとなります。
もともとブリッジや入れ歯を使用していて、それらを装着できるような状態であれば、手術当日止血後すぐに歯を入れることも可能です。
顎の骨の状態が良好な患者様の場合は、手術当日にインプラントの仮歯を作成し、1週間以内に装着するケースもあります。
これを「即時荷重インプラント」と呼びます。
ただし、即時荷重インプラントが適用できるかどうかは、骨の状態やインプラント体の安定性によって判断されます。
仮歯を装着する期間の目安
基本的に、インプラントはインプラント体を埋入してから3~6ヶ月は上部構造(人工歯)を装着することができません。
仮歯の期間はインプラント体がしっかりと骨や周辺組織と結合したと確認できるまでの間ですから、患者様のお口の健康状態や治療法によっても異なります。
およそ2、3ヶ月から6ヶ月程度の仮歯期間を経て、セラミックでできた最終的な上部構造を装着するという流れが一般的です。
仮歯で様子を見る期間は、インプラント体を埋入した際の骨量や骨密度、インプラント体の本数、埋入時の初期固定の時点での強さ等が大きく関わっているのです。
詳しい目安の期間については、かかりつけの歯科医院に確認してみましょう。
患者様一人ひとりの状態に合わせた治療計画が立てられます。
インプラントの仮歯の見た目について

仮歯の見た目は、最終的に装着するセラミック製の歯よりも劣ると思われがちですが、実際には自然な仕上がりになります。
ここでは、仮歯の見た目について詳しくご説明します。
レジン製の仮歯の特徴
仮歯の素材は、通常はレジン(プラスチック)製です。
レジンは、軽量で加工しやすく、費用も抑えられるという利点があります。
また、歯の色や形を自由に調整できるため、患者様の口腔内の状態に合わせたオーダーメイドの仮歯を作ることができます。
仮歯を装着することで、自然な口元を取り戻せるのです。
レジンは透明感もあるため、天然の歯に近い見た目を再現できます。
仮歯は天然歯に近い見た目
仮歯は、歯を失ってすぐに装着できるので、見た目への影響を最小限に抑えられます。
歯がない状態が長く続くと、頬がこけたり、口元の印象が大きく変わったりしてしまいますが、仮歯なら、そういった心配はありません。
仮歯は、色や形を細かく調整し、口腔内にぴったりとフィットするよう作られます。
歯を失った直後から装着できるので、見た目への影響を最小限に抑えられるのも大きなメリットです。
周囲の方に治療中であることを気づかれにくいのも、仮歯の大きな利点と言えるでしょう。
最終的な本歯はさらに美しい仕上がり
最終的に装着するセラミック製の歯は、見た目や強度の面で、仮歯よりも優れています。
セラミックは、天然の歯に非常に近い質感と色合いを再現できる素材です。
透明感があり、光を乱反射するため、まるで本物の歯のように見えます。
また、セラミックは、非常に強度が高く、長期間使用しても摩耗や変色が少ないのが特徴です。
仮歯の期間を経て、最終的にはより美しく機能的な歯が手に入るのです。
仮歯を装着中の注意点
仮歯はあくまでも仮のものですので、とれた・割れた・欠けたなどのトラブルが発生することも珍しくありません。
これらのトラブルを防ぐためには、仮歯を装着している期間は仮歯のお手入れや食生活にも気を配ることが大切です。
ここでは、仮歯を装着中の注意点について詳しくご説明します。
硬いものや粘着性の高い食べものは避ける
仮歯は治療中に修正もしやすいように、レジンの材料でできています。
強度は最終的に入れる上部構造ほどありませんので、気にせず硬いものを噛んでしまうと割れたり欠けてしまったりする可能性があるため注意が必要です。
あまり硬いものを食することは避けましょう。
インプラント手術後の2〜3日程度は、ヨーグルトやスープなどなるべく噛まずに食べることのできるものを食べるのがおすすめです。
また、仮歯は後に外すことを想定していることもあり、強度は弱めのセメントで合着しています。
キャラメルやソフトキャンディ、ガムなどの粘着力の強いものを食べた拍子に取れてしまうこともあります。
またその際に破損したり誤飲してしまったりする危険性もあるため注意が必要です。
できるだけ柔らかいものを選び、仮歯に負担をかけないようにしましょう。
歯ブラシは優しく丁寧におこなう
仮歯の周りの歯茎が炎症を起こしてしまうと、インプラント体と顎の骨の骨結合に悪影響を与えるリスクがあります。
特に仮歯と歯茎の隙間は磨き残しがでやすい箇所ですので、しっかりと汚れを除去しましょう。
力を入れ過ぎると仮歯が外れたり歯茎を傷つけたりすることがあるため、優しく磨いてください。
歯ブラシでゴシゴシ強く磨くと外れてしまったり、傷の原因になってしまいます。
柔らかめの歯ブラシを使い、丁寧にブラッシングすることが大切です。
また、歯間ブラシやデンタルフロスを使って、細かい部分の汚れも取り除くようにしましょう。
仮歯を入れたまま治療をやめない
仮歯は長期間使うことを想定していません。
あくまでも上部構造を装着するまでの「つなぎ」だということを意識しておきましょう。
インプラント体埋入後は歯科医院で定期的におこなう状態の確認をおろそかにしたり、通院しないまま長期間経過すると、計画通りに治療が進まなかったり、上部構造が適合しなくなってしまったりといった不具合を起こす要因にもなりかねません。
定期的なメンテナンスを受けることが大切です。
歯科医院での定期チェックを欠かさず、治療計画通りに進めていきましょう。
仮歯が外れた・破損したらすぐに相談する
仮歯といえど、基本的によほどでないと取れることはありません。
ですが、場合によってはさまざまな悪条件が重なることや不慮の外力によって外れる可能性があります。
もし仮歯が外れたり破損したりした場合は、すぐに歯科医院に連絡してください。
そのまま放置すると、周囲の歯が動いたり、インプラント体に悪影響を与えたりする可能性があります。
外れた仮歯は捨てずに保管し、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。
迅速な対応が、治療の成功につながります。
鈴木歯科医院のインプラント治療の特徴

当院では、「間違いのないインプラント治療」を目指しています。
ここでは、当院のインプラント治療の特徴についてご紹介します。
CT画像と3Dシミュレーションを使った精密な治療計画
歯を失った部分にただインプラントを埋めるのではなく、CT画像と3Dシミュレーションを使って、見た目・噛み合わせ・お口全体のバランスを踏まえた「正しい位置」を導き出してから治療を進めます。
必要に応じて骨を作る手術(骨造成)やガイデッドサージェリーも行い、シミュレーション通りの位置に精密に埋入していきます。
事前の綿密な計画により、安全で確実な治療を実現しています。
500例以上の経験を持つドクターが担当
手術は局所麻酔をしっかり効かせたうえで行うため、できるだけ痛みを抑え、通院回数や治療期間の負担を減らすことにも配慮しています。
フラップレス手術や骨造成を伴うケース、複数本の埋入が必要なケースまで、500例以上のインプラント治療経験を持つドクターが担当し、他院で「難しい」と言われた方の相談にも対応しています。
豊富な経験と高い技術力で、患者様一人ひとりに最適な治療を提供します。
世界的に実績のあるノーベルバイオケア社製インプラントを使用
使用するインプラントは、世界的に実績のあるノーベルバイオケア社製です。
本体だけでなく、仮歯の土台や最終的な被せものを固定するネジに至るまで純正パーツを採用し、長期的な安定性を重視しています。
さらに、近年問題になりやすいインプラント周囲炎を予防するため、セメントを使わないネジ固定式+フルジルコニアの被せものを標準とし、お手入れしやすく清潔な状態を保ちやすい設計にしている点も特徴です。
高品質な材料と設計により、長く快適に使えるインプラントを提供しています。
長期的な経過も良好
実際には、転倒で前歯が折れてしまったケースや、他院で「骨が足りないのでインプラントは難しい」と言われたケースなど、さまざまな症例でインプラントと骨造成を組み合わせた治療を行い、長期的な経過も良好です。
治療後も定期的なメインテナンスを通じて、インプラントを長く快適に使っていただけるようサポートしています。
患者様の笑顔と健康を守るため、全力でサポートいたします。
まとめ
インプラント治療における仮歯は、最終的な人工歯が入るまでの間に装着する一時的な歯です。
仮歯には、見た目や発音のしやすさを保つ、噛み合わせを維持する、傷口を保護する、顎の骨・歯茎の状態を損なわないという4つの重要な役割があります。
装着期間は患者様のお口や顎の骨の状態によって異なりますが、およそ2、3ヶ月から6ヶ月程度が一般的です。
仮歯はレジン製で、天然の歯に近い見た目を再現できます。
ただし、仮歯を装着中は、硬いものや粘着性の高い食べものを避け、歯ブラシは優しく丁寧におこなうことが大切です。
もし仮歯が外れたり破損したりした場合は、すぐに歯科医院に連絡してください。
当院では、CT画像と3Dシミュレーションを使った精密な治療計画のもと、500例以上の経験を持つドクターが、世界的に実績のあるノーベルバイオケア社製インプラントを使用して治療を行っています。
インプラント治療をご検討の方は、ぜひ一度ご相談ください。
※インプラント治療は外科処置を伴う自由診療です。術後の腫れや痛み、インプラント周囲の炎症・脱落などのリスクがあり、良好な経過のためには日々のケアと定期検診が欠かせません。
監修医師
鈴木歯科医院 副院長 鈴木 寿和 先生

経歴
宇都宮大学教育学部附属中学校 卒業
宇都宮高校 卒業
昭和大学歯学部 卒業
千葉大学医学部大学院 卒業 (医学博士)
千葉大学医学部附属病院 歯科・顎・口腔外科 医員
安藤歯科 インプラントセンター東京 勤務
オーキッド歯科クリニック 勤務
オーキッド歯科クリニック 本院 院長就任
鈴木歯科医院 副院長 就任
所属
公益社団法人日本口腔インプラント学会
国際口腔インプラント学会
挨拶
はじめまして。 鈴木歯科医院 副院長の鈴木寿和です。 千葉大学附属病院と横浜、銀座のクリニックで世界水準の歯科医療を学び、後輩の歯科医師の教育に携わる中で、地元の宇都宮でも世界基準の医療を提供したいと思い地元に戻って参りました。 自分が受けたい治療を提供する事をモットーに日々研鑽しておりますので、お口の健康を一緒に守っていきましょう。