出っ歯(上顎前突)の矯正

「口を閉じているつもりなのに、気づくと開いている」「横顔が写った写真をつい避けてしまう」——出っ歯を治したいと考えたとき、気になるのは「治療はどんなふうに進むのか」「他の人はどう治ったのか」「自分の場合は何ができて、いくらかかるのか」ではないでしょうか。このページでは、矯正で出っ歯の悩みがどう解消されるのか、当院で対応できる治療パターンと治療の流れ・料金をご案内します。

出っ歯の悩みは、矯正でこう変わります

出っ歯

出っ歯は、治療で改善が期待できる歯並びです。日々感じている悩みごとに、矯正で何が変わるのかをご紹介します。

口を自然に閉じられるようになる

前歯が邪魔をして口を閉じきれない、意識して閉じると顎の先に梅干しのようなシワが寄る——この状態は、前歯が後方へ下がることで変わります。力を入れなくても唇が自然に閉じられるようになり、口の中の乾燥が減ることで、むし歯・口臭の予防にもつながります。

横顔・口ゴボの突出感が和らぐ

鼻先と顎先を結んだ線をEラインと呼び、唇がこの線の内側〜線上に収まっていると、横顔のバランスが整って見えるとされています。矯正で前歯を後方へ下げると、前歯に支えられていた唇の位置も後ろへ下がるため、口元が前に張り出して見える状態(いわゆる「口ゴボ」)の突出感が和らぎ、Eラインに近づくことが期待できます。

変化の幅は歯をどれだけ動かせるかで決まり、個人差があります。当院ではシミュレーションソフト「クリンチェック」により、前歯がどこまで下がるかを治療前に画面上で確認できるため、「どのくらい変わりそうか」を見てから治療を判断できます。

治療中も目立たない——気づかれずに治せる

「矯正装置が目立つのが嫌で踏み出せない」という方には、透明なマウスピース矯正という選択肢があります。会話の距離で気づかれにくく、接客業や人前に立つお仕事の方が、治療中であることを周囲に知られないまま終える例も少なくありません。

見た目だけでなく、前歯でしっかり噛めるようになる

出っ歯では上下の前歯が噛み合わず、麺類や薄い肉を前歯で噛み切れないことがあります。当院の矯正は「歯をきれいに並べるだけでなく、しっかり噛める状態を見据えた矯正治療」が方針です。見た目の改善と同時に、噛み合わせの機能まで整えます。

当院でできる出っ歯の治療パターン

どのパターンが使えるかは、出っ歯の原因(歯の傾きによる「歯性」か、顎の骨による「骨格性」か)と程度で決まります。目安として、上の前歯が下の前歯より4mm以上前に出ていると上顎前突と診断されることが多く、6mm以上や骨格性の要素が強い場合は重度と判断される傾向があります。どのパターンに該当するかは、無料の診査・診断で正確にお伝えできます。

パターン1:マウスピース矯正(インビザライン)

マウスピース矯正(インビザライン)

透明な装置を段階的に交換しながら歯を動かす方法です。1999年の提供開始以来、世界で1,500万人以上が治療を受けています。向いているのは、骨格に大きなズレがなく、前歯の傾きが原因の歯性の出っ歯です。装置が目立ちにくく、食事や歯磨きの際に自分で取り外せるため、接客業や人前に立つお仕事の方が治療中であることを周囲に知られずに終える例も少なくありません。前歯の傾きが軽度であれば、移動範囲を絞ったプランで費用と期間を抑えられる場合もあります。

※インビザライン(マウスピース矯正)は薬機法上未承認の医療機器であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

パターン2:抜歯を併用する矯正——抜歯か非抜歯か、正直なところ

抜歯

前歯の突出が大きく口元をしっかり下げたい場合は、小臼歯(前から4〜5番目の歯)を抜き、生まれた約7〜8mmのスペースを使って前歯を後方へ移動させます。

「健康な歯を抜くのか」は、患者様が最も不安に感じる点です。ここは正直にお伝えします。非抜歯にこだわって無理に歯を並べると、口元が十分に下がらず、仕上がりに不満が残ることがあります。逆に、軽度の突出で抜歯をすれば、抜く必要のなかった歯を失うことになります。「非抜歯ありき」でも「抜歯ありき」でもなく、精密検査の結果で判断すべき問題です。必要なスペースが小さければ、歯と歯の間をわずかに削るIPRや、奥歯を後方へ動かす処置(遠心移動)により、非抜歯で対応します。

当院がマウスピース矯正をおすすめしないケース

マウスピース矯正は万能ではありません。当院では次のような場合、マウスピースありきで治療を始めることはしません。

  • 骨格性の要素が強く、歯の移動だけでは横顔の改善に限界があると診断された場合
  • 歯の移動量が非常に大きいなど、マウスピースでは計画通りのコントロールが難しいと判断される場合
  • 1日20〜22時間の装着を続けられる見込みが立たない場合(装着不足は治療計画そのものを崩します)

こうした場合は、より適した治療法や、必要に応じて提携する高度医療機関をご案内します。当院の矯正は「歯をきれいに並べるだけでなく、しっかり噛める状態を見据えた矯正治療」を方針としています。装置を売るのではなく、噛める状態を作ることが目的なので、診断の結果マウスピースが不向きなら、その通りにお伝えします。

治療の流れ

当院の矯正治療は、次の6つのステップで進みます。特徴は、治療を始める前に「治療後の歯並び」と「総額」の両方を確認できることです。

1

無料診断(0円)

お悩みをうかがい、お口の状態を拝見して、治療できるか・どんな選択肢があるかの見立てをお伝えします。当院は診査・診断が無料なので、「話を聞くだけ」のご来院で構いません。

2

精密検査

iTeroの最新機種である口腔内3Dスキャナー「iTero Lumina(アイテロ ルミナ)」でお口全体をスキャンします。粘土のような型取りの不快感はありません。レントゲン撮影とあわせて、出っ歯の原因が歯の傾きにあるのか、骨格にあるのかを診断します。

3

治療計画のご説明

マウスピース矯正の場合、クリンチェックで前歯がどこまで下がるか・治療後の歯並びがどうなるかを画面上でご覧いただけます。期間と総額もこの時点で確定し、ご納得いただいてから治療を開始します。

4

治療開始

マウスピース矯正では約1〜2週間ごとに新しい装置へ交換しながら、段階的に歯を動かします。1日20〜22時間以上の装着が前提です。舌で前歯を押す癖など後戻りの原因になる癖がある場合は、口周りの筋肉を整えるトレーニング(MFT)を並行して行います。

5

定期チェック

計画通りに歯が動いているかを定期的に確認します。当院は矯正専門医院ではなく総合の歯科医院なので、治療中にむし歯や歯周病が見つかっても、転院せずそのまま治療できます。

6

保定

歯を動かし終えたら、元の位置へ戻ろうとする「後戻り」を防ぐため、保定装置(リテーナー)を装着する期間に入ります。目安は治療にかかった期間と同程度で、最長5年保証プランもご用意しています。

料金(税込・総額制)

大人の矯正治療は原則として自由診療(保険適用外)で、全体矯正の費用相場は一般に60〜100万円程度と言われます。医院ごとに「装置代とは別に毎回の調整料がかかる体系」と「総額が最初に決まる体系」があり、最終的な支払額はここで大きく変わります。比較の際は、月々の調整料まで含めた総額でご覧ください。

当院は、通院ごとの処置料・調整料がかからない総額制(トータルフィー制度)です。以下の金額に検査・診断から装置代まで含まれ、治療が予定より長引いても総額は変わりません。

治療プラン 金額(税込)
診査・診断 0円
前歯の軽度な矯正 330,000円
奥歯を含む軽度な矯正 550,000円
奥歯の移動を含む中等度の矯正 660,000円
全顎的な歯の移動を伴う重度の矯正 858,000円

ご自身がどのプランに該当するかは、無料の診査・診断でお伝えできます。「費用を知りたいだけ」の受診でも構いません。お支払いには各種クレジットカードのほか、月々の負担を抑えられるデンタルローンも利用できます。

医療費控除が使える場合があります

「噛み合わせの不具合により咀嚼機能に障害があり、矯正が必要」と歯科医師が判断したケースでは、矯正費用が医療費控除の対象になる場合があります。医療費控除は、1年間に支払った医療費が10万円(所得200万円未満の場合は所得の5%)を超えたとき、確定申告により所得税の一部還付や住民税の軽減を受けられる制度です。領収書を保管のうえ、詳細は税務署にご確認ください。

矯正治療に共通するリスク・副作用

自由診療の矯正治療には、次のようなリスク・副作用があります。開始前に必ずご理解ください。

  • 治療開始直後や装置の調整・交換後は、歯が動く際の痛みや違和感(噛むと浮くような感覚)が数日出ることがあります。
  • 装置の装着中は歯の周りに汚れがたまりやすく、ブラッシングが不十分だとむし歯や歯周病のリスクが高まります。
  • 歯の移動に伴い、歯の根が短くなる「歯根吸収」が起こる場合があります。
  • マウスピース矯正では、1日20〜22時間以上の装着時間を守れないと、計画通りに歯が動かず治療期間の延長や計画変更につながります。
  • 装置を外した後に保定装置(リテーナー)の使用を怠ると、歯が元の位置へ戻る「後戻り」が起こりやすくなります。

よくある質問

出っ歯の矯正で横顔やEラインは変わりますか?

前歯が後方へ下がると唇の位置も下がるため、口元の突出感が和らぎ、横顔の印象が変わることが期待できます。変化の幅は歯の移動量と骨格によって個人差があります。当院ではクリンチェック(3Dシミュレーション)で前歯がどこまで下がるかを治療前に確認できるため、期待できる変化を見てから治療を判断できます。

費用はいくらかかりますか?前歯だけの矯正でも治せますか?

当院は総額制で、軽度の矯正330,000円〜全顎的な重度矯正858,000円(税込)です。前歯の傾きが軽度であれば費用を抑えたプランで対応できる場合がありますが、前歯だけを動かすと噛み合わせが崩れるケースもあるため、全体の診断が前提です。診査・診断は無料ですので、ご自身がどのプランに該当するか費用ゼロで確認できます。

出っ歯を治すには、必ず歯を抜かなければいけませんか?

いいえ。突出が軽度の場合や、IPR・奥歯の後方移動でスペースを確保できる場合は、非抜歯で治療を進めます。一方、突出が大きく口元をしっかり下げたい場合は、抜歯のほうが仕上がりの満足度が高くなることが多いのも事実です。精密検査の結果をもとに、双方の利点と限界をご説明したうえで一緒に決めていきます。

マウスピース矯正だけで出っ歯は治りますか?

歯の傾きが原因の出っ歯(歯性の上顎前突)の多くは、マウスピース矯正で改善が見込めます。目安として、上の前歯の突出が6mm以上ある重度のケースや骨格性の要素が強いケースでは、マウスピース単独では難しいことがあり、その場合はより適した治療法や提携する医療機関をご案内します。どちらに該当するかは無料の診査・診断でお伝えします。

マウスピース矯正で、逆に出っ歯になってしまうことはありますか?

デコボコの歯を並べる際にスペースが足りないまま進めると、歯列が外へ広がり前歯が前方へ傾くことがあります。これを防ぐため、治療計画の段階でIPRや奥歯の移動によるスペース確保を織り込み、定期チェックで計画通りに動いているかを確認しながら進めます。指示された装着時間を守ることも、計画外の動きを防ぐうえで重要です。

矯正中の見た目が心配です。装置は目立ちますか?

マウスピース矯正の装置は透明で、会話の距離で気づかれにくいものです。装着したまま話しても、よほど近くで見られない限り分からない程度の存在感です。

治療は痛いですか?

歯が動き始める際の締め付けられるような違和感や痛みは、程度の差はあれ多くの方が経験します。通常は数日でおさまり、マウスピース矯正は段階的に少しずつ動かすぶん、痛みが比較的穏やかとされています。痛みの感じ方には個人差がありますので、不安な方は診査・診断の際にご相談ください。

何歳から始めるのがよいですか?

成長期のお子様であれば、顎の成長をコントロールしながら進める小児矯正により、将来抜歯をせずに済む可能性を高められます。一方、大人になってからでも、歯を支える骨と歯茎が健康であれば30代・40代からでも治療は可能です。年齢よりも「気になった時が相談のタイミング」とお考えください。

当院の矯正治療の特徴

当院は宇都宮で開院から約40年、地域のお口の健康を診てきました。矯正治療は「歯をきれいに並べるだけでなく、しっかり噛める状態を見据えた矯正治療」を方針に、副院長の鈴木寿和が担当します。

診査・診断が無料(0円)

精密検査と診断まで費用がかからないため、「治せるのか・いくらかかるのか」を知るだけの受診ができます。

総額制で追加費用が原則かからない

治療が長引いても調整料で総額が膨らむことがなく、最長5年保証プランもあります。

最新機種のiTeroによる精密診断

口腔内3Dスキャナーの最新機種「iTero Lumina」で、粘土のような型取りの不快感なくデータを取得。クリンチェックで治療後の歯並びを画面上で確認してからスタートできます。

矯正だけでなくお口の治療を一院で完結

矯正中にむし歯や歯周病が見つかっても、転院せず同じ医院で治療できます。

ご相談・ご予約

「自分の出っ歯は治せるのか」「いくらかかるのか」を知るだけのご来院も歓迎です。診査・診断は無料ですので、お気軽にご相談ください。当院は大谷街道沿いにあり、隣接して14台分の駐車場を完備。土曜日も19:00まで診療しているため、平日お忙しい方も通いやすい体制です。院内はバリアフリー設計で、キッズスペース・ファミリールームもご用意しています。

  • 24時間WEB予約:鈴木歯科医院 WEB予約システム
  • お電話でのご予約・お問い合わせ:028-622-2661
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  • 矯正担当:副院長 鈴木寿和(医学博士・昭和大学歯学部卒)